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2015年3月のグローバル新車市場トレンド

2015年3月のグローバル新車市場トレンド

英調査会社LMC Automotiveの総合代理店であるマークラインズ株式会社が、LMC Automotiveによる2015年3月のグローバル・ライトビークル(乗用車・小型商用車を指す。中大型商用車を除く)の販売トレンドを発表。それによると季節調整済み年率換算販売が8,890万台/年。2015年通年のグローバル販売予測については、8,900万台超となった。

発表によると、西欧、米国と中国の販売は好調を維持する中、ロシア市場とブラジル市場の不調がグローバル販売の成長率低下に影響しているという。各地域の補足開設は以下。

≪北米≫
3月の米国ライトビークル販売は、前年同月比0.6%増。カナダの自動車需要は、前年同月比1.7%と好調。しかし、LMC Automotiveは全体として2015年にさらに市場が成長するとは予想せず。

≪欧州≫
3月の西欧市場は前年同月比で10%超と回復の勢いが加速。イギリス市場は好調さが際立つ中、スペイン、フランス、ドイツも上昇傾向を示している。対照的に東欧の販売は、前年同月比で18.2%減と大きく減少。減少のほとんどはロシア市場の不調が原因であるとしている。LMC Automotiveは他の東欧市場は安定的に推移すると予想する物の、ロシア市場の不調は1年継続すると予測すしいる。

≪中国≫
3月は乗用車販売が前年同月比で12%増加したのに対して、小型商用車販売は前年同月比で18%減。減速する経済と今年初めに適用された厳しい排気基準が影響している。

≪南米≫
ブラジル、自動車市場は経済の不調と同調して減少傾向が続き、2015年中は自動車販売を弱体化させると予想。アルゼンチン市場も同じく低下すると予測されているが、10月の大統領選挙を前にして、政府が支出を増大させるようなことがあれば、今後数カ月のうちに販売を押し上げる可能性を示唆している。

エンリッチ編集部

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