ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントの付加価値を見出す本連載。今月は菊地氏の体験をもとに、ユニークなサービスやカードの付帯特典を駆使したトラベルテクニックについて紹介する。ーーー
エンリッチ読者の皆さん、ポイ探の菊地崇仁です。
3月は、クレジットカードで納税できる国税や地方税のサービスを取り上げました。ネットで24時間365日納めることができ、対応するクレジットカードも、ほぼ網羅しています。手数料はかかりますが、カード納付でプラスになるなら、使っておいて損はありません。現在は、限られた税目、実施する地方自治も限られますが、その利便性の高さから、今後は採用が広がっていくと思います。少なくとも、ふるさと納税はクレジットカードを使った方がお得度は増しますから、絶好の使いどころでしょう。また、電子マネーによる納税や年金や保険の支払いも、これからはもっとできるようになるかもしれません。国や自治体としても、利便性や特典を与えることで徴収率を高めたいといった狙いはあるでしょうし、サービスの拡充に期待したいところです。新たな情報があれば、皆さんにもお伝えしていきます。
マイルをお得に獲得して
国内旅行を楽しむには?
4月に入り、月末からはゴールデンウィーク。お出かけの計画を立てている方もいるでしょう。そこで今回は、ポイントやマイル、クレジットカードの付帯特典を利用した、旅行の楽しみ方について、私の実体験をもとに紹介します。
ひとつが、今年1月に家族で出かけた、徳島県への旅行です。ここでは、JALが昨年12月から始めた「どこかにマイル」を利用しました。
これは、1人当たり往復6000マイルでJALグループ国内線特典航空券が利用できるサービス。一般的に、国内特典航空券は片道7000マイル~ですから、これは非常にお得です。
対象は東京(羽田)発着の全路線で、対象クラスは普通席、クラスJやファーストクラスは対象外。片道(1区間)での申し込みはできず、1回で4席まで申し込むことができます。旅程は、往路搭乗日を含む10回以内です。
このサービスがユニークなのは、行き先を自分で決めるのではなく、複数の候補地がピックアップされることです。パソコンやスマホで「どこかにマイル」のサイトへアクセスし、特典航空券の利用日・時間帯・人数を入力すると、国内4つの行き先候補の空港が表示され、ここで申し込みに進むと、どこかひとつに決まるという流れになります。他の候補地を探したい場合は再検索をすることも可能です(1日の再検索回数に上限あり)。