ANAインターコンチネンタル万座は、2022年11月、サンゴ礁を保全することを目的としたダイビング・シュノーケリングの国際基準「グリーン・フィンズ(Green Fins)」の評価をクリアし、正式認定を取得した。正式認定は日本のリゾートホテルとして初。認定には、ゴールド、シルバー、ブロンズ、3つのランクがり、現時点で認定を所持する国内の施設の中でトップとなる「シルバー」ランクを獲得した。同施設は20年サンゴ礁保全活動を継続している。
ダイビング・シュノーケリング業界にとって唯一の国際的な環境基準である「グリーン・フィンズ」には厳しい評価制度が設けられており、2004年の設⽴以来、世界14ヵ国・約700のダイビングショップ・施設で導入・認定の実績があるという。
ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートの所在地である沖縄・恩納村では、観光資源のサンゴ礁を守るため、2018年7月21日に世界一サンゴにやさしい村を目指した「サンゴの村宣言」を行い、2019年には内閣府より「SDGs未来都市」に選定されている。2020年4月にその取り組みの一環として、日本で初めて「グリーン・フィンズ」の導入を開始した。同リゾートはこれを受け、2021年6月に「グリーン・フィンズ」への参加を表明。マリンアクティビティの管轄部署を中心にガイドラインの遵守と普及活動に取り組み、昨年11月の正式認定の取得に至った。