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堀紘一の『ヒト・モノ・カネ』論 (最終回)
時代はネットからコンテンツへ

成功者だからこそ、社会への貢献を!

これまで、私なりのお金について、あるいは人脈、ビジネスについてお話ししてきました。それが少しでも、皆さんのお役に立つのなら幸いです。

堀紘一の『ヒト・モノ・カネ』論 (最終回) 時代はネットからコンテンツへ

資本主義には色んな考えがありますが、そのひとつは、株や債券、あるいはビジネスなど、どこにお金を入れるのも自由だということです。ならば、豊かな人生を送れることに使うことが、一番なのだと思います。

それと、使うお金に余裕があるのなら、資産を減らさない程度に使い、日本経済に貢献すべきです。私は常日頃から、それを心がけています。

エグゼクティブがお金を使うと景気が向上し雇用が増え、日本国民の経済に寄与することになります。それが回りまわって、新たなチャンスにつながるかもしれません。冒頭でも申し上げましたが、日本はお金の使い道が限られるのですが、できる限り使い、自身の成長にもつなげていただければと思います。

そういった意味でも、これからの日本を支える皆さんを、私も応援したい気持ちです。


堀紘一(ほり・こういち)
1945年兵庫県生まれ。1966年にメリーランド州立大学に留学。69年に東京大学法学部卒業後、読売新聞社に入社して経済部記者として活躍する。73年三菱商事に入社。ハーバード大学に留学して80年経営学修士(MBA with High Distinction)を取得する。81年からボストンコンサルティンググループ(BCG)に19年にわたり勤務し、89年には代表取締役社長に就任。00年にBCGを退社し、ベンチャー企業の支援及び大企業の戦略策定・実行支援を行う、ドリームインキュベ―タ(DI)を創業。代表取締役社長に就任し、02年5月にマザーズ上場、05年9月には東証1部に上場。現在は同社代表取締役会長。経営コンサルティング業界の草分けであり、財界に広く人脈を持つことでも知られ、ビジネスマン向けの著書も多数。
株式会社ドリームインキュベータ(http://www.dreamincubator.co.jp/


エンリッチ編集部

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