ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

ビジネスにおけるターゲティング

相手を考えると
ビジネスを構築しやすくなる

ビジネスを考える際、「誰に届けるのか」というターゲティングはとても重要です。それを意識することでサービスや製品のコンセプトは固まるでしょうし、効果的なプロモーションも展開できます。エクササイズの世界でも「フィジカルトレーニング」と銘打てば、必然とプロ志向、本格的に取り組みたい人を意識しているとわかりますし、「ダイエット」なら、女性や一般層を対象にしていると推測できます。ニッチな分野に顧客層を絞り込むことで成功しているビジネスもあります。

一方、私のビジネスや、それこそ冒頭に挙げたエンターテインメントの世界では、あえて幅広い層をターゲティングすることで、うまくいくこともあるのです。

“相手”を意識することで、何をすべきかが明確になりますから、念頭においてはいかがでしょうか。あるいは、ちょっと視点を変えたり、あえて従来と違う層を想定することで、新たなマーケティングの機会を得られるかもしれません。

*この記事は2017年1月に掲載されたものです

高畑好秀

高畑 好秀 (たかはた・よしひで)

メンタルトレーナー。1968年、広島県生まれ。早稲田大学人間科学部スポーツ科学科スポーツ心理学専攻卒。日本心理学会認定心理士資格を取得。同大学運動心理学研修生終了後、数多くのプロ野球、Jリーグ、Vリーグ、プロゴルファーなどのプロスポーツ選手やオリンピック選手などのメンタルトレーニングの指導を行なう。著書に『一流だけが知っている自分の限界を超える方法』(中経出版)など。スポーツ、ビジネスのメンタルに関する著書は70冊を超える。

連載コラム

高畑好秀氏著書
高畑好秀 著
 
一流だけが知っている自分の限界を超える方法
KADOKAWA/中経出版 1,404円

 
名だたるトップアスリートが指名するメンタルトレーナーである著者が、彼らと真剣に向き合う中で見出した「人間は本来負けたがっている」というオリジナルのスポーツ心理学をベースに、「勝ち」への執着を捨て、限界突破のための「負け」を知る究極の方法を説く。
 
高畑好秀 公式サイト: www.takahata-mental.com

高畑好秀

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