長期間の滞在もとても快適
今回の滞在ではAirbnbを活用して、観光地の中心部に位置するアパートの1ユニットを丸ごと借りましたが、近くにあるモールの中の巨大スーパーの品ぞろえが充実していて、日本やシンガポールでは中々手に入らない様々な種類のチーズや生ハムにシーフードを買い込んで調理するのが美味で、子供たちもとても喜んでいました。
子供たちはリスボンで朝9時から夕方までのサッカーキャンプに参加しました。このキャンプはリスボンの名門チームであるベンフィカの主催で、参加者にはユースチームに参加している子供たちもいてとてもレベルが高く、海外からもたくさん参加者が来ていたので刺激的な経験となったようです。サッカーだけでなく、リスボン近郊のビーチや映画にも連れて行ってもらったのも楽しかったようです。
今回、訪れた欧州の街はどこも、ユーロやポンドに対して激しく円安が進行しているために日本からの観光客にとっては物価が高く感じるでしょうが、シンガポールで暮らしている私たちにとっては逆に物価が安く感じました。特にシンガポールよりもレベルの高いコーヒーや様々なパンやスイーツが楽しめるカフェの値段が半分以下とリーズナブルで、毎日近所の電源のあるカフェでサッカーキャンプに子供たちが参加している間に仕事をこなすのがルーティンとなっていました。
バルセロナ→ロンドンと経由してきたので、リスボンでは時々日本食が食べたくなりましたが、この点でも全く問題がありません。昔、港区で暮らしていた時によく訪れたラーメン屋の”Afuri”が支店をリスボンに出していたので妻と訪れましたが、名物のゆず風味が効いたラーメンの味が海外でもほぼ完全に再現されていて感動しました。日本の店舗とは異なってバーや寿司のカウンターも用意されていて、ランチに訪れた時も観光客ではなく現地の人で賑わっていましたが、夜はさらに人気となっているようです。
もう一つ”Gojuu”という日本食レストランも訪れましたが、こちらもリスボンで手に入る新鮮なお刺身も使っていて大満足でした。小さな子供がいる家族連れなど現地の人でカウンターが占められていて、かつ板長も欧州系の人が様々な包丁を見事に使い分けながらネタを切り出していて、日本食は本当にグローバルな存在となったと感じました。
このようにとても魅力的であったリスボンですが、1つだけ気になったのが街の中心部でも閉鎖している店舗や住居が多く、さらに早朝にランニングをした時には今回訪れたどの都市よりも多くのホームレスの姿を見かけたことです。ポルトガルの経済状況については調べていませんが、コロナの傷跡が欧州の中でも大きかったのかと思います。
リスボンは家族全員がとても気に入ったので、また近い将来により長い期間滞在をする予定ですので、その時にはこのあたりについても状況が良くなっていることを願っています。
次回は、リスボン近郊の観光都市であるシントラの様子について紹介します。
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