ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

アートフェア東京2016を歩く <前編>

日本人の目にも新鮮に映る
インドネシアの現代アート

エンリッチ アートフェア東京2016 16

シンガポールから出展している「Gajah Gallery」の一押しは、インドネシアの作家YUNIZAR(ユニザール)。すでにインドネシア国内では高い人気を誇り、今回出展していた大型の作品には数百万円の値がついていました。

エンリッチ アートフェア東京2016 17

シカをモチーフにしたブロンズ像。つかみ所のないとぼけた表情に注目です。動物も人物も極端に抽象化されたメリハリのないフォルムで、プリミティブアートのよう。

エンリッチ アートフェア東京2016 18

仏像を思わせるヘアスタイルとアルカイックスマイルのような柔和な表情。インドネシアのフィルターを通した仏教でしょうか。

エンリッチ アートフェア東京2016 19

夢に出てきそうなドローイング作品もあります。

エンリッチ アートフェア東京2016 20

「欧米人が好みそうなテイストですね。近くで見ると色も何色かを塗り重ねていて、印象派みたい」と九島氏。

ジャン=ミシェル・バスキア「Hollywood Africans」(画像:Shinya Suzuki)
ジャン=ミシェル・バスキア「Hollywood Africans」(画像:Shinya Suzuki

さらによく見ると、数字や文字も書き込まれていて、どこかバスキアの作風と通じるところも感じさせます。ちなみに、先日のクリスティーズでZOZOTOWN前澤代表がバスキア作品を破格で落札してニュースになったことは記憶に新しいですね。(参考URL:ZOZOTOWN代表・前澤友作氏がバスキア作品を約62.4億円で落札

エンリッチ編集部

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