作家の個性が際立つ
海外ギャラリーの出展
ここからはメインのギャラリーエリアに入る。会場で多くの人々を引きつけていたのは「Gallery 38」のブース内にあるステファニー・クエールの「Urban Jungle」という作品。荒々しい造形の大小さまざまなオランウータンが並んでいるが、実にリアルな雰囲気を醸し出している。ステファニー・クエールは自然豊かなイギリスのマン島出身のアーティストで、現在もマン島のスタジオをベースに活動している。
チューリッヒのギャラリー「Galerie Burgerstockersenger」は、女性のみをモチーフにした作品を発表し続けるスイス在住の作家ニーナ・マンブルグをフィーチャー。横尾忠則のピンクガールシリーズを思い起こさせる、病的な表情の女性が印象的だ。