菊地崇仁私の場合、申し込んだところ、4つのエリアに含まれていた徳島県になりました。候補地がわかるので厳密には違いますが、ミステリーツアーのような感覚で行き先を決めることができ、かつ少ないマイルで航空券が手に入りますから、付加価値の高いサービスだと思います。
その際、家族全員分のJALマイルを用意するのに使ったのが、SPG（スターウッドプリファーゲスト）の「スターポイント」です。
これまでも紹介してきましたが、SPGとは、スターウッドホテル＆リゾートが提供する、年会費無料のホテル会員制度のこと。セントレジスやウェスティンなど、11ブランドの約100か国にある1200以上のホテル＆リゾートが対象で、宿泊することでスターポイントが貯まり、年間の滞在・宿泊実績に応じて、入会時の「プリファード」から「ゴールド」「プラチナ」というように会員クラスがアップ、それに伴い部屋のアップグレードやアーリーチェックイン／レイトチェックアウトといったSPG特典が付与されます。ちなみに、私はアメックス・プラチナを保有していますが、同カードのホルダーにはゴールド資格が自動的に付与されます。
さて、私が何をしたかですが…じつは、スターポイントはJALマイルに移行することができ、そこから都合をつけたという格好です。SPGでは定期的にポイントのセール販売を公式サイト上で行っていて、1万1000ポイントを269米ドルで購入し、もともとあった9000のスターポイントと合わせると、合計で2万ポイント。これをJALマイルに移行すると、2万スターポイントを移行するごとに5000マイルが加算されるので、2万5000マイルにすることができました。
仮に1万ポイントだと1万マイルというように等価にしかなりませんから、スターポイントをマイルに移行する場合は、2万ポイント以上がお得だということです。私もボーナスマイルがあることで、家族分のマイルを手にすることができました。
ーーーSPG特典を利用することで多くのマイルを獲得し、かつJALのサービスでリーズナブルに特典航空券も得た菊地氏。宿泊に際しても、ホテル会員プログラムが活躍したという。次回は、この点をお伝えしよう。
菊地 崇仁 (きくち たかひと)
株式会社ポイ探 代表取締役。大学卒業後、日本電信電話株式会社（現NTT東日本）入社。システム開発に携わる。2002年の同社を退社後、友人と共に起業。ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年代表取締役に就任。現在All About、カカクコム、ECZine、日経トレンディネットへ記事を提供する他、テレビ・雑誌でも活躍中。著書に「新かんたんポイント&カード生活 (自由国民社)」、「できるAmazonスタート→活用 完全ガイド（インプレス）」他。
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