マリオット リワードには、リワード会員、シルバーエリート、ゴールドエリート、プラチナエリートの4種類の会員ステイタスが用意されています。宿泊などに対してリワードポイントが付与され、他のホテルプログラムと同様に、宿泊実績に応じて会員ステイタスは上がっていきます。特典内容は、ルームタイプの保証、無料客室アップグレード、無料客室インターネットサービス、最大午後4時までのレイトチェックアウト保証、ラウンジの利用および2名分の朝食無料などが挙げられますが、今回の旅行でも部屋のアップグレード、朝食の無料特典も受けられました。これだけでも、かなりのお得ですから、ホテルの上級会員プログラムには、かなりの付加価値があるとわかります。アメックス・プラチナをはじめ、一部のプレミアム系カードではホルダーになるだけでハイステイタスが得られますから、これを使わない手はありません。普段、あまり出かけないとこういった特典を忘れがちになりますから、注意することです。

また、プレミアム系カードにはホテルプログラムとは別に、ハイクラスのホテルや旅館を特典利用できるベネフィットプログラムも用意されているケースがほとんど。JCBカードであればプラチナカードやJCB THE CLASSのホルダーを対象に年1回、ガイドブックが送られてきます。ここでは、厳選した上質なホテルに優待価格で泊まれたり、アップグレードや朝食無料、フィットネス利用無料といった特典があり、カード決済で付与されるポイントがアップすることも。私は、昨年夏に和歌山県の白浜へ行った時にこのサービスを利用しましたが、おそらく通常で泊まるよりも数万円以上はお値打ち価格で宿泊・滞在ができたはずです。

ーーープレミアム系カードの付帯特典である、ホテルプログラムの上級資格のポテンシャルは高く、しっかりと使っていきたいところだ。次回は、海外旅行を例に、同じく付加価値の高いトラベルプランの立て方について掘り下げていこう。

菊地 崇仁 (きくち たかひと)

株式会社ポイ探 代表取締役。大学卒業後、日本電信電話株式会社（現NTT東日本）入社。システム開発に携わる。2002年の同社を退社後、友人と共に起業。ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年代表取締役に就任。現在All About、カカクコム、ECZine、日経トレンディネットへ記事を提供する他、テレビ・雑誌でも活躍中。著書に「新かんたんポイント&カード生活 (自由国民社)」、「できるAmazonスタート→活用 完全ガイド（インプレス）」他。

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