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最新クレジットカード&セキュリティ事情 3/3

鹿島神宮カードの返礼品が到着
ポイント寄付で「銘々皿」が!

最後には続報をお伝えします。以前、エムアイカードが発行する「鹿島神宮カード」を紹介しました。お祓いしたカードなので、お守りのようなもの。カード決済で貯まったポイントは式年大祭の斎行および文化財の保護継承の財源として寄付するというクレジットカードです。ある意味、信仰心が試されるのですが、同神宮は源頼朝や徳川家康といった時代のリーダーや政をつかさどった人物に崇拝されていることから、経営者や起業家から人気が高いことで知られていて「エンリッチ」読者の皆さまにもマッチするはず(笑)。私はゴールドカードを持っています。

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そんな鹿島神宮カードですが、5000Pが貯まると自動で寄付が行われ、それに伴い返礼品が贈られてきます。私の自宅にも届きましたが、それが境内にある杉で作った非売品のアイテムである「銘々皿」です。3枚入っていましたが、杉の香りが心地よく、いかにも「気」がこもっている感じ。デザインも素晴らしく重宝しそうです。

ポイントを寄付するというと「もったいない」と思う人もいるかもしれません。ですが、鹿島神宮カードの場合、少なくとも神宮の役に立ち、こういった貴重な返礼品を受け取ることもできます。ちなみに、この返礼品。転売や換金した場合、カード会員資格を喪失する可能性があります。そういったことは考えず、ありがたく自身で使わせていただきましょう。

「お金で買えない」付加価値を提供するクレジットカードは増えつつあります。鹿島神宮カードであれば、神職による案内や伝統行事「大寒禊」への特別参加枠を用意、奉納コンサートや節分祭への案内などが、これまでにありました。他のカードも同様で、とりわけプレミアム系だと、ホルダーでないと利用できないラウンジがあったり、特別なイベントに招待するなど、特典は多岐に渡ります。近年、社会は「モノ」から「コト(体験)」を重視する流れにシフトしていますが、それに倣う格好ではないでしょうか。今後も、ユニークな付帯特典が登場するかもしれません。ーーー

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菊地 崇仁 (きくち たかひと)

株式会社ポイ探 代表取締役。大学卒業後、日本電信電話株式会社(現NTT東日本)入社。システム開発に携わる。2002年の同社を退社後、友人と共に起業。ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年代表取締役に就任。現在All About、カカクコム、ECZine、日経トレンディネットへ記事を提供する他、テレビ・雑誌でも活躍中。著書に「新かんたんポイント&カード生活 (自由国民社)」、「できるAmazonスタート→活用 完全ガイド(インプレス)」他。

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