カード利用が多いホルダーには関係のない変更かもしれませんが、そこまで使わない、あるいはメインカードは別にあり、ゴールドメダリオン資格を目当てにサブカードとして使っていた人には、痛い改定ではないでしょうか。
残念な改定はもうひとつあります。それが「ボーナスマイル」の廃止です。改定前までは、カード利用が100万円を超えると、100万円ごとに5000マイルのボーナスマイルを獲得できましたが、これがなくなってしまいます。カード利用が多いホルダーにとって、これもネガティブな変更です。
一方、家族カードの年会費はサービス改定前だと1枚目から有料でしたが、改定後は1枚目だと無料、2枚目以降が有料に。海外利用の際のボーナスマイルの獲得率もアップします。改定前は1.25倍でしたが、なんと1.5倍に! 海外でカードを頻繁に使うホルダーにとっては朗報でしょう。
このように、様々な面のあるデルタアメックス ゴールドのサービス変更。全般的に、カード利用が少ない人にとって、不利な内容になりました。アメックスとしても「ロイヤリティに応じてインセンティブを与える」という方針を明確にした格好です。ただし、カード利用金額によってはエアラインの上級会員資格を得られることは事実で、ハイスペックのカードであることは変わりません。せめて、他のカードにも同様の施策が波及しないことを祈るばかりです(苦笑)。
ーーーホルダーになるだけでエアラインの上級会員資格が取得できていた、デルタアメックス ゴールドのサービス改定は、ある意味衝撃的だ。菊地氏が話すよう、他カードが追随する可能性もある。何か動きがあれば誌上でも取り上げよう。そして次回からはメイントピック、銀行系のプレミアムクレジットカードの動向に触れていく。