シンガポール航空はマイルを使った
デジタルウォレットを開始
今年8月から、航空会社では世界初の取り組みを始めたのが、マイレージプログラムの「クリスフライヤー」を提供するシンガポール航空です。なんと、航空機利用などで得たマイルを小売店などでの支払いに使うことができる、ブロックチェーンベースのデジタルウォレット「KrisPay(クリスペイ)」を導入すると発表したのです。
同サービスでは、会員が貯めたマイルをモバイルアプリ経由でクリスペイマイルに移行、支払いに使う際は、店舗にあるQRコードをスキャンします。現状では飲食店や小売店、画素論スタンドなどで利用できますが、今後は加盟店を拡大する方針です。航空会社がブロックチェーンベースでデジタルウォレットを開発するのは世界初のことで注目を集めていて、少ないマイルを無駄なく手軽に消費できるという点で、ユーザーにとっては朗報でしょう。本来マイルといえば特典航空券や系列での利用、提携ポイントに移行という使い方がメインでしたが、選択肢がさらに広がり、とても画期的な試みです。他社も追随するかもしれません。
このように、国内外のエアライン各社で、マイルの用途に対する新たな取り組みが始まっています。今後も、新たなトピックがあれば紹介しましょう。