コンビニや銀行が参入し、
新たなコード決済が続々と登場
こういった状況を目の当たりに、多くの事業者が提供を始めているのが、キャッシュレスの中でもコード決済のサービスです。電子マネーと異なり、スマホにアプリさえダウンロードすればどんな機種でも使うことができるのが特徴です。コンビニをはじめ、対応店舗も増えてきました。「楽天Pay」「LINE Pay」「d払い」「Origami Pay」「PayPay」が代表的なサービスといったところでしょうか。
新たなプレイヤーも、続々と参入する予定です。あまりにも種類が多く、消費者不在で進められている印象を受けますが、コンビニやケータイキャリア、銀行など、さまざまな業種発のサービスがあり、コード決済はキャッスレスの一大勢力となりつつあります。ここでは、いくつか具体的なサービスを紹介しましょう。
■ゆうちょPay
ゆうちょ銀行によるサービスです。ゆうちょの総合口座を持っていれば、誰でもすぐに利用が可能で、利用代金は登録口座から即時引き落とされます。利用制限をかけられるので、使い過ぎを防止することも可能です。2019年5月開始予定。
■J-Coin Pay
みずほフィナンシャルグループによるサービスで、地銀など60行の預金口座と連携しているのが特徴。銀行口座からウォレットに残高をチャージして使います。個人間送金機能を備えていて、24時間365日、ユーザー同士は銀行をまたいで送金も行うことができます。すでにサービスは始まっていて、牛丼の「松屋」やビックカメラ、JR東日本などが採用を検討中。ゆうちょPayもそうですが、銀行系のコード決済は各行の顧客が導入する可能性が高く、加盟店はかなり広がるのではないでしょうか。
ーーー続々と登場するコード決済。次回も引き続き、さまざまなサービスを紹介するとともに、日本でも導入が始まっている、コンタクトレス決済も紹介しよう。