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キャッシュレス最前線 2/3

コンビニや銀行が参入し、
新たなコード決済が続々と登場

こういった状況を目の当たりに、多くの事業者が提供を始めているのが、キャッシュレスの中でもコード決済のサービスです。電子マネーと異なり、スマホにアプリさえダウンロードすればどんな機種でも使うことができるのが特徴です。コンビニをはじめ、対応店舗も増えてきました。「楽天Pay」「LINE Pay」「d払い」「Origami Pay」「PayPay」が代表的なサービスといったところでしょうか。

新たなプレイヤーも、続々と参入する予定です。あまりにも種類が多く、消費者不在で進められている印象を受けますが、コンビニやケータイキャリア、銀行など、さまざまな業種発のサービスがあり、コード決済はキャッスレスの一大勢力となりつつあります。ここでは、いくつか具体的なサービスを紹介しましょう。

■ゆうちょPay
ゆうちょ銀行によるサービスです。ゆうちょの総合口座を持っていれば、誰でもすぐに利用が可能で、利用代金は登録口座から即時引き落とされます。利用制限をかけられるので、使い過ぎを防止することも可能です。2019年5月開始予定。

■J-Coin Pay
みずほフィナンシャルグループによるサービスで、地銀など60行の預金口座と連携しているのが特徴。銀行口座からウォレットに残高をチャージして使います。個人間送金機能を備えていて、24時間365日、ユーザー同士は銀行をまたいで送金も行うことができます。すでにサービスは始まっていて、牛丼の「松屋」やビックカメラ、JR東日本などが採用を検討中。ゆうちょPayもそうですが、銀行系のコード決済は各行の顧客が導入する可能性が高く、加盟店はかなり広がるのではないでしょうか。

ーーー続々と登場するコード決済。次回も引き続き、さまざまなサービスを紹介するとともに、日本でも導入が始まっている、コンタクトレス決済も紹介しよう。

菊地宗仁_300

菊地 崇仁 (きくち たかひと)

株式会社ポイ探 代表取締役。大学卒業後、日本電信電話株式会社(現NTT東日本)入社。システム開発に携わる。2002年の同社を退社後、友人と共に起業。ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年代表取締役に就任。現在All About、カカクコム、ECZine、日経トレンディネットへ記事を提供する他、テレビ・雑誌でも活躍中。著書に「新かんたんポイント&カード生活 (自由国民社)」、「できるAmazonスタート→活用 完全ガイド(インプレス)」他。

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