同様の取り組みは楽天グループも行っていて、それが「楽天ペイ」アプリへの、「楽天カード」・「楽天銀行」・「ポイント運用 by 楽天PointClub」(以下「ポイント運用」)・「楽天チェック」などの機能追加です。同アプリは楽天IDでログインするとコード決済だけではなく、電子マネーの「楽天Edy」や共通ポイントの「楽天ポイントカード」といった決済機能を利用できました。これに加えてUIを強化することで、楽天カードの利用明細や楽天銀行の預金残高が、楽天ペイアプリから両サービスのアプリに遷移して確認できるように。来店ポイントアプリ「楽天チェック」、レシート送信でポイントが付与される「Rakuten Pasha(楽天パシャ)」、楽天ポイントを使って投資の疑似体験をする「ポイント運用」などにもアクセスできるようになり、同グループのサービスを複数使うユーザーにとって、わざわざ各アプリを探す必要がなくなりました。
いまはスマホの普及が進み、アプリの利用が日常的に進みました。その結果、たくさんのアプリがスマホ内にあり、探すのが大変な人もいると思います。私もその一人で、iAEONや楽天ペイのようにメインのアプリからグループ関連のアプリにもアクセスしやすいというのは、とても便利に思います。「アプリのためのアプリ」は、これから必要とされるに違いありません。
−−−アプリによるサービスが一般化してきたからこそ、複数を集約するサービスは今後、より必要になっていきそうだ。次回、10月最後は環境省による新たなポイントプログラムを紹介する。