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スリランカ不動産投資 vol.3

内藤 発展が予想されるコロンボにおいて、ローカル向けの住宅だけではなく、ホテルやSAの需要が見込めるということですね。

物件が不足するコロンボのホワイトカラーは郊外から超満員電車で通勤
物件が不足するコロンボのホワイトカラーは郊外から超満員電車で通勤

浦田 政府はスラム地域を開発するために、移転先となる国営住宅の建設も進めていますが、スラム跡地開発にも注目が集まっていますね。いずれにしろ、コロンボは住宅・通勤事情が良くないため、市内に新築されるマンションの需要は非常に高いといえるでしょう。持ち家率は76%と高いのですが、多くのホワイトカラーは2時間かけて郊外からすし詰めの超満員電車で通勤しているようで、経済成長に伴い所得が増えていけば、中心部・近郊の住宅需要はますます高くなるばかり。実際、最近、韓国企業がCBDの外れで供給した4棟のマンションは、1戸3000万円で即売しました。現在のマンション価格はCBD内で、30坪・3500万~4500万円、CBD外で3ベッド40坪・1500万~2000万円といったイメージです。

―――圧倒的に不足している、スリランカの住宅。なかでもコロンボは最大都市でありながら、ホテルやSAもほぼ見られない。だからこそ、いまからがチャンスだということだ。それでは次回、5月の締めくくりは、具体的な投資手段について浦田氏からアドバイスをお聞きしよう。


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内藤 忍(ないとう しのぶ)

株式会社資産デザイン研究所代表取締役社長
一般社団法人海外資産運用教育協会代表理事
東京大学経済学部、MITスローン・スクール・オブ・マネジメント卒業(MBA)。

大学卒業後、住友信託銀行に入社。
1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。
その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。
2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。

毎週発行する資産デザイン研究所メールは、購読者約12,000名。個人投資家の強い支持を受けている
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早稲田大学オープンカレッジ、丸の内朝大学などで講師を務め、雑誌、ネットでの連載コラムを担当。主な著書にシリーズ10万部を超えるベストセラーとなった「内藤忍の資産設計塾」シリーズ。「60歳までに1億円つくる術」「「好き」を極める仕事術」「丸の内朝大学マネーの教科書」「究極の海外不動産投資」など多数。最新刊は1月末に出版した「飲めて殖やせる 究極のワイン投資」。


浦田 健(うらた・けん)

株式会社FPコミュニケーションズ 代表取締役
一般財団法人日本不動産コミュニティー(J-REC) 代表理事
http://www.urataken.com

2002年個人向け不動産コンサルティング会社を創業。著書「金持ち大家さん」シリーズのほか不動産関連書籍多数。発行部数は業界最多の累計27万部超。2008年「すべての人に不動産の知識を!」を使命としJ-RECを創設。同時に「不動産実務検定」を開始。全国35カ所以上に教室を開設し、いつでも、だれでも、どこでも不動産実務知識が学べる環境をつくる。現在はクアラルンプールに拠点をおき、日本はもとよりアジアマーケットの不動産コンサルティングを手がける。

内藤忍

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