ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

カンボジア不動産投資 4/4

内藤 アナキャムパートナーズでは物件の販売だけではなく、管理もしています。その点で特徴はありますか?

エンリッチ プノンペン 竹口氏

竹口 当社では、15万~25万米ドルの物件を中心に扱っていて、家賃も月1,200〜2,500米ドルぐらいの物件になります。この位の家賃を支払えるのは、それなりの方々で、未払いのリスクは殆ど避けられると考えています。「3−5万米ドルなど、安い物件はないのか?」と聞かれることがありますが、日本の場合でも格安物件の価値は長期的にも上がりませんし、家賃だって月300-600米ドル程度。表面利回りは、高く見える場合が多いですが管理費控除後の実質ではそれほどではないことが多いです。

入居者の属性に問題があることも多く、家賃の回収ができなかったり、夜逃げ同然に出ていくなんてこともありえます。物件の使い方も悪く、壊す・汚すは当たり前で、現地人ならまだしも外国人の投資対象としてリスクが高すぎます。それよりは、良い物件を売り、良いテナントに借りてもらうのが、当社のポリシーです。現時点では、家賃の回収漏れもありません。お客様にも、カンボジアの場合は安い物件をたくさん買うのではなく、高くても中心地にある良いモノをに買うことをお勧めしています。例えるなら、50年前の銀座4丁目の物件を買うような感覚です。安定収益につながるよう、テナント付けはもちろん、出口戦略もサポートしていきます。

内藤 海外不動産投資で気になる、空室リスクや家賃回収、さらには出口戦略までサポートしてくれるということですね。竹口さん、本日はありがとうございました。

竹口 こちらこそ、ありがとうございました。今日の対談が、これから海外不動産投資を始めたい方の参考になれば幸いです。

*「内藤忍のマネーCafe」次回は10月4日(火)の公開です。お楽しみに。


竹口淳(たけぐち じゅん)

1971年生まれ 富山県出身
1994年、富士銀行(現みずほ銀行)入行。その後、ソフトバンクグループやKPMG、SBIキャピタル(バイアウトファンド)等。SBIグループ退社後は、海外投資を行うため単身東南アジアへ。2011年より約2年間カンボジアの現地金融機関の経営に参画。2013年よりカンボジアをメインに投資事業と海外人材の育成に務め、2013年12月アナキャムパートナーズ株式会社の創設メンバーの一人として取締役に就任。

内藤 忍 (ないとう しのぶ)

株式会社資産デザイン研究所代表取締役社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、金融機関勤務を経て1999年にマネックス証券の創業に参画。同社は、東証一部上場企業となる。その後、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役などを経て、現職。著作は40冊以上。2015年には銀座に「SHINOBY`S BAR 銀座」をオープン。無料のメールマガジン「資産デザイン研究所メール」は購読者が約47,000人という人気

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内藤忍

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