カンボジア不動産投資 vol.4

海外不動産投資は２段構えで臨むこと

内藤　また、カンボジアに限らず海外の物件は「プレビルド」といって、完成前にディスカウントして販売することがほとんど。向こうは高金利なので、デベロッパーははやく資金を回収して返済に充てたいのです。完成しないリスクはありますが、その見返りとして安く買えるわけです。だからこそ、信頼できるデベロッパーの物件を選ぶ必要がありますし、そういったことを見極められる会社に仲介を任せるべきです。これは、海外不動産投資の鉄則でもあります。

荒木　当社では「ANNA HOME」という日本語にも対応した自社メディアがあり、ここでは賃貸、投資用物件を紹介しています。現地にすぐに来ることができないなら、こういった情報をご覧いただき、またセミナーにも参加してほしいですね。

対談中PCで最新の物件情報を確認。話はつきない

内藤　日本ではマクロを学び、現地で生の情報を得る。こういった２段構えで投資を進めていけば、リスクはかなり抑えられるはずです。

荒木　これまでも、内藤さんが購入した「De Castle Royal」を始め、ダイヤモンドアイランドに2017年完成予定の「D.I Reviera」など、いくつもの物件を仲介してきました。
新しいプロジェクトとしても、ダイヤモンドアイランド付近で2018年末完成予定の「The Bridge」（地上45階、2352戸）、2017年1月完成予定の「Casa Meridian」（地上33階、約400戸）、大使館エリアに2016年９月に完成する「Embassy Residence」（地上19階、82戸）など多くがあり、来年には当社も現地合弁会社を設立して、コンドミニアムの開発をスタートさせる予定です。例えば、「Casa Meridian」ならワンベッド、約49平米の部屋で、価格は９万3000ドルからなので、ローリスクで運用が始められます。ただし、制度上は未整備な点があり、そのひとつが、カンボジアの集合住宅には、修繕積立金の制度がないということ。ですから、購入後10年したら売却するなど、出口戦略も想定のうえ行うことをお勧めします。もちろん、その過程でこういった制度が始まる可能性もありますが。そういった情報については、私たちでも随時、発信していきます。

内藤　いずれにしろ、海外不動産という点では、良好なポテンシャルを秘めているのがカンボジアだということです。今回、荒木さんと対談して、改めてカンボジアの魅力を確認することができました。

2014年10月24日から２泊３日で、再びスタディツアーを開催する予定なので、その時にも、魅力的な物件をご紹介したいと思います。本日は、どうもありがとうございました。

荒木　こちらこそ、ありがとうございました。

荒木氏と内藤氏が厳選する、カンボジアの不動産に関する情報はこちらから
http://investment-cambodia.asia/campaign/collaboration/

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内藤忍（ないとうしのぶ）

株式会社資産デザイン研究所代表取締役社長
一般社団法人海外資産運用教育協会代表理事
東京大学経済学部、MITスローン・スクール・オブ・マネジメント卒業（MBA）。

大学卒業後、住友信託銀行に入社。
1999年に株式会社マネックス（現マネックス証券株式会社）の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。
その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。
2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。

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早稲田大学オープンカレッジ、丸の内朝大学などで講師を務め、雑誌、ネットでの連載コラムを担当。主な著書にシリーズ10万部を超えるベストセラーとなった「内藤忍の資産設計塾」シリーズ。「60歳までに１億円つくる術」「「好き」を極める仕事術」「丸の内朝大学マネーの教科書」など多数。最新刊は「究極の海外不動産投資」（幻冬舎）

荒木杏奈（あらき　あんな）

1984年生まれ　東京都出身大手ネット広告代理店（株）セプテーニ入社。その後SBIマーケティング（株）経て、2012年10月より現地不動産会社に勤務。2013年12月から、アンナキャムパートナーズ株式会社のCEOとなる。カンボジアブログも書いております。
【アンナキャムパートナーズ】http://investment-cambodia.asia/
【“カンボジアンナ” のプノンペン女社長日記】http://cambodianna.blogspot.com/