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ETFラップ® vol.1

ETFラップ®とファンドラップの相違点

資料提供:お金のデザイン
資料提供:お金のデザイン

内藤 1990年代後半まで、日本国内の株式売買手数料は固定で1%程度かかりました。それが、1999年10月から規制緩和で自由化され、ネット証券各社が10分の1の水準まで手数料を引き下げたのです。しかし、未だに金融資産を預貯金で持っている人は依然多く、そういった人たちをターゲットに信託銀行や証券会社がラップ口座の顧客を開拓しているという訳です。

廣瀬 確かにネット証券が日本の株式売買手数料に革命を起こしたのは事実です。しかし、米国のETF取引に関して言えば、ネット証券の手数料は必ずしも安いとはいえません。例えば米国のETF50銘柄に1000万円投資する場合ですが、あるネット証券だと円をドルに換える際に100円につき25銭(0.25%)かかり、そこで2万5000円、さらにドルで50銘柄のETFを買うと、1銘柄あたりの売買手数料は25ドルですから、1250ドル(約15万円)。つまり、買うだけで17万5000円ものコストがかかってしまいます。ところが「ETFラップ®」は、為替手数料は200円(0.002%)、かつETFの売買手数料は1銘柄1ドルなので計50ドル。トータルで6000円ほどのコスト負担ですみます。

内藤忍

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