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【13】国内不動産投資:物件価格の何%まで借りて良い?

最初の物件の借入を多めにしておけば、その後、自己資金を多めにして投資をスムースに進めることができたのに、その時に後悔しても手遅れということです。

借りすぎでリスクが高いと思ったら、手元にある現金で繰上返済を行ってリスクを下げるなど、自分でコントロールできます。そう考えると「物件価格の何%まで借りておく」というのに明確な基準はなく、手元のキャッシュ、さらには有物件を増やしていくなど今後のプランに照らし合わせて、どれくらいの融資が適当なのか考えていく必要があります。買いたい物件の規模によっても変わってくるでしょう。

不動産投資の場合は、FXとは異なり、ローン返済が滞らない限り、強制ロスカットされることはありません。返済能力を考えながら、借入金額をコントロールしていくようにすれば良いと思います。

内藤 忍 (ないとう しのぶ)

株式会社資産デザイン研究所代表取締役社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、金融機関勤務を経て1999年にマネックス証券の創業に参画。同社は、東証一部上場企業となる。その後、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役などを経て、現職。著作は40冊以上。2015年には銀座に「SHINOBY`S BAR 銀座」をオープン。無料のメールマガジン「資産デザイン研究所メール」は購読者が約47,000人という人気

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