為替リスクの回避という観点からは、不動産物件をいきなり投資しなくても、購入資金をFX(為替証拠金取引)で調達しておくだけでも効果があります。米ドルの買いポジションを保有することで、ドルを持っているのと同じリスクを取ることができます。
FXによる外貨調達ができれば、次はその資金をどこに振り向けるのかという選択になります。タイの不動産なら米ドルからタイバーツに、フィリピンの物件なら米ドルからフィリピンペソに振り替えることで外貨の購入資金とすることができるのです。
不動産は物件との出会いのタイミングがあります。外貨の準備を先行させて、じっくり物件を待つ。この方法なら購入へのハードルが少し下がると思います。