そしてもうひとつは品揃えです。日本のラップ口座に組み入れられているのは国内の金融商品です。他方、ロボアドバイザーの場合、国内の金融商品だけに限らず、海外ETFなど、幅広い金融商品を使ったポートフォリオ構築となります。同じ金融商品でも、商品バリエーションには差があります。
例えば海外ETFであれば、世界に6000本以上が上場していると言われ、低コスト高品質な商品性から残高を伸ばしている金融商品です。国内の投資信託に比べて、特に海外資産で運用する場合、よりきめ細かな運用が実現できます。
同じようなアドバイザーサービスでも、これだけ違いがあるということです。ネットを使いローコスト、かつ幅広い資産対象にアクセスしたいならロボアドバイザーは魅力的ですし、金融のプロフェッショナルにサポートをしてもらいたいというなら、ラップ口座はピッタリのサービスです。両者のメリット・デメリットを見極めたうえで、選んでいきましょう。