ロケーションと同じくらい、いやロケーションよりも、もしかしたら管理会社のリーシング能力の方がテナントの確保には重要かもしれません。ただし海外の管理会社の場合、国民性の違いもあるのか、なかにはずさんなサービスしか提供しないといったことも。せっかく買った物件に客はつかず、メンテナンスも不十分というケースがあるようです。
そう考えると、海外不動産の視察のポイントは物件見学だけではなく、管理会社の見極めにあることがわかります。
信頼できる管理会社が見つからなければ、そのエリアには投資しない。それくらい管理会社の存在は重要なのです。稼働率、管理業務の内容、入居者への対応など実績やサービスを調べ、申し分ない水準であれば物件を購入する、あるいは近隣に優秀な管理会社があればそちらに依頼するなど、何らか手を打たないといけません。