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【44】バランス型ファンドのデメリットとは?

バランス型ファンドは、それぞれの資産に投資するインデックスファンドに比べ信託報酬が高くなる傾向もあります。コスト面から考えても、メリットはあまり見られません。

むしろ、金融リテラシーの高い投資家であれば、バランス型ファンドは必要ありません。自分で資産配分を決めて、インデックスファンドを組み合わせて投資するのは、それほど難しいことではないはずです。

資産運用に積極的な人は、お任せ型のファンドを活用するよりも、自分で商品を組みあわせて「資産をデザインする」という視点でお金と付き合った方が良い結果を出すことができます。これが、私があまりバランス型ファンドをお勧めしない理由です。

内藤 忍 (ないとう しのぶ)

株式会社資産デザイン研究所代表取締役社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、金融機関勤務を経て1999年にマネックス証券の創業に参画。同社は、東証一部上場企業となる。その後、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役などを経て、現職。著作は40冊以上。2015年には銀座に「SHINOBY`S BAR 銀座」をオープン。無料のメールマガジン「資産デザイン研究所メール」は購読者が約47,000人という人気

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内藤忍

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