アストンマーティンは3月16日、新型「V12 Vantage」を発表。世界限定333台はすでに完売した。
現行のヴァンテージはこれまでV8エンジンを搭載したモデルで展開しており、今回発表された新型V12ヴァンテージがアストンマーティンにとって最後のV12エンジンを搭載した内燃機関車となった。
エンジンは5.2リッターのV12ツインターボで、700PSの最高出力と753Nmの最大トルクを誇る。 最高速度は200mph(約320km/h)で、0~60mph(約0~96km/h)加速は3.4秒となる。
アストンマーティンCEOのトビアス・ムアース氏は同モデルについて次のようにコメント。「偉大なスポーツカー・ブランドには、決まってヒーローカーが存在します。昨今のアストンマーティンにとって、それはV12 Vantageです。初代V12 Vantage RSコンセプトが公開されたのは2007年です。アストンマーティン最大のエンジンを最小かつもっともスポーティなモデルに搭載するというアイデアは、全世界のお客様やファンを虜にしました。このレシピは、数年をかけて磨かれた結果、大成功を勝ち取りましたが、本質は今も昔もまったく変わっていません。最速、最強、最高峰のダイナミズムを誇るV12 Vantageとともに、この血統に幕が下ろされようとしています。歴代モデルに敬意を払いながら、アストンマーティンのドライビング・ダイナミクスの粋を具現化するV12 Vantageは、至高の中の至高としてその名を残します。」
同モデルの納車は2022年第2四半期の開始が予定されている。