成田国際空港が2015年度の運用状況を発表した。航空機発着回数は、2015 年夏ダイヤ以降の新規就航や増便により、前年度比3％増の235,190回と4年連続で最高値を更新した。内訳は国際線が183,365件（前年度比3％増）、国内線が51,555件（前年度比2％増）となっている。

国際線はタイガーエア台湾、エチオピア航空、厦門航空等の新規就航に加え、台湾・香港等アジア路線を中心に新規路線開設や増便が相次いだ。また、国内線はピーチ・アビエーションの路線開設、ジェットスター・ジャパンやバニラエアが増便され14年連続で最高値を更新した。

航空旅客数は前年度比7％増の37,941,435人で、2年ぶりに最高値を更新。内訳は国際線外国人旅客数が12,900,667（前年度比21％増）、国内線旅客数が6,885,598（前年度比15％増）となった。

国際線外国人旅客数は、東南アジア各国に対する査証免除等や円安基調の継続により、アジアを中心に訪日旅客が増加。国内線旅客数はピーチ・アビエーションの路線開設、ジェットスター・ジャパンやバニラエアの増便が影響している。