パーペチュアルカレンダーの
最新モデルが登場

---

こうした流れの中で2015年の今年、オーデマ ピゲはロイヤル オーク・パーペチュアルカレンダーの4モデル（ステンレススティール2モデル、ピンクゴールド2モデル）を発表した。ロイヤル オーク生誕40周年を迎えた2012年からの流れを踏襲し、今回の新作ロイヤル オーク・パーペチュアルカレンダーは41ミリ径となった。ケースの厚みは、きわめて薄く仕上げられている。

ケース径が大きくなったことにより「グランドタペストリー」のダイヤルデザインによる存在感の中に、理想的なバランスをとりダイヤルには曜日、デイト、ディテールを盛り込んだアストロノミカルムーン、月と閏年というパ—ペチュアルカレンダ—の伝統的な表示が全てバランスよくレイアウト。インナーベゼルには、１年を通して使用される52の週番号がセンターの針により表示され、時の流れをもう一つ別のかたちで示す。

搭載された新しい自動巻キャリバー5134は、その前のキャリバー2120をベースとしており、ケースサイズを41ミリとしたことでインダイアルの視認性が向上している。細部にまで手仕上げを施した厚さ4.31ミリのムーブメントの全容を、反射防止加工付サファイヤクリスタルケースバックから堪能することができる。

22Kゴールドのモノブロック・ローターには「AUDEMARS PIGUET」のエングレービングを施し、外側部分はロイヤル・オーク文字盤でよく知られた「タペストリー」のモチーフで装飾。

モダンなデザインを有する伝統と革新が融合した高級機械式コンプリケーションである2015年の新作ロイヤル オーク・パーペチュアルカレンダー。140年前にスタートしたオーデマ ピゲの歴史の最新のページを飾る。

---

---

---

TEXT: 松田 朗／Akira Matasuda

時計ジャーナリスト
Pavone、Begin、時Begin、VOCE、FRaU、POPEYE、DIMEといった富裕層向けライフスタイル誌や専門誌、女性誌などにかかわる。各国大使館での文化イベント、『松本零士の宇宙観とクロノグラフ展』なども手掛ける(株)フォーシスターズ代表取締役。東京ニュース通信社特派記者。