ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

HIKO(ひこ) 熊本からやってきた、日本一高級な店!


Q

「今季おすすめのアイテムを教えてください?」


A

「ウチならではのおすすめ商品があります」

独特の折構造を持つジリーのタイ。発色よさは抜群で、見る角度によって微妙に色が変わる。タイ3万6000円(ジリー/HIKO銀座店TEL.03-6264-4450 )
独特の折構造を持つジリーのタイ。発色よさは抜群で、見る角度によって微妙に色が変わる。タイ3万6000円(ジリー/HIKO銀座店TEL.03-6264-4450 )

——もう少し、安いものはありませんか?

「ネクタイなら、ジリーのものでも、お求めやすくなっています。発色のよさは抜群で、大剣の裏に特徴的なパイピング模様が施してあります。一度締めると、絶対にノットが緩まないことが特徴です。国会議員の方などに、愛用者が多いんですよ」

——シルクは発色のよいものが多いですね。

「ジリーのシルクストールは見る角度によって微妙に色が変わります。細かい刺繍による装飾が入っていて、非常に手が込んだものです」

グラデーション・カラーが美しいシルク性のストール。28万円(ジリー/HIKO銀座店TEL.03-6264-4450 )
グラデーション・カラーが美しいシルク性のストール。28万円(ジリー/HIKO銀座店TEL.03-6264-4450 )

——他に、これだけは絶対おすすめというアイテムはありますか?

「ビキューナのセーターは、絶対におすすめです。フェデーリのビキューナを扱っているのは、日本ではウチだけだと思いますよ。カシミアとは、もう全然クオリティが違います。着ていると、まるで遠赤外線のように『ふわ〜』と温かいんです。この値段なら、安いと思いますよ(笑)」

ブラックとナチュラルの2色展開だが、染めによっても手触りが微妙に変わってくる。1枚目なら、よりおすすめなのはナチュラルだとか。54万円(フェデーリ/HIKO銀座店TEL.03-6264-4450 )
ブラックとナチュラルの2色展開だが、染めによっても手触りが微妙に変わってくる。1枚目なら、よりおすすめなのはナチュラルだとか。54万円(フェデーリ/HIKO銀座店TEL.03-6264-4450 )

「クロコダイルのヌバックのシューズもおすすめです。最高級クロコの表面を毛羽立たせたもので、クロコなのに、ぐっと落ち着いた表情になります。非常にソフトに仕上がるので、スニーカーなどにも使えるんですよ。またエレファントは非常に希少な素材で、市場に出回らないため、探されている方も多いと思います」

珍しいクロコダイルのヌバック素材を使ったシューズたち。左:ブーツ58万円、右:スニーカー44万円(以上HIKO/HIKO銀座店TEL.03-6264-4450 )
珍しいクロコダイルのヌバック素材を使ったシューズたち。左:ブーツ58万円、右:スニーカー44万円(以上HIKO/HIKO銀座店TEL.03-6264-4450 )
左:希少性が高いエレファント素材のバッグ。80万円(アルフレッド ベレッタ)、右:カーボンとクロコのヌバックを組み合わせたリュック。62万円(テクノモンスター/HIKO銀座店TEL.03-6264-4450 )
左:希少性が高いエレファント素材のバッグ。80万円(アルフレッド ベレッタ)、右:カーボンとクロコのヌバックを組み合わせたリュック。62万円(テクノモンスター/HIKO銀座店TEL.03-6264-4450 )

——そういえば、お店に置いてある家具類も購入することができるとか?

「はい、テーブルと椅子はテクノモンスターにて作ったものです。もともと創業者のジャコモ・ヴァレンティーニさんは、工業系のデザイナーだったのです。得意のカーボンと伝統的な素材を組み合わせる技が、ここでも生きています。

テクノモンスターの家具たち。左:脚はイタリアの大理石、天板はカーボンにて作られたローテーブル。220万円。右:カーボンとレザー、そして古木を組み合わせたソファ。198万円(すべて受注生産)(以上テクノモンスター/HIKO銀座店TEL.03-6264-4450 )
テクノモンスターの家具たち。左:脚はイタリアの大理石、天板はカーボンにて作られたローテーブル。220万円。右:カーボンとレザー、そして古木を組み合わせたソファ。198万円(すべて受注生産)(以上テクノモンスター/HIKO銀座店TEL.03-6264-4450 )

——これだけのものを見ていると、本当に美術館へ来たような気分になりますね。本日はいい目の保養になりました。ありがとうございました!


HIKO銀座店

HIKO 銀座店
銀座二丁目伊東屋裏にオープンしたHIKOの東京店。テクノモンスターの家具が置かれた店内には、ジリーやフェデーリの最高級商品がところ狭しと並べられている。富裕層に特化したラインナップだが、ひやかしのみのお客様も大歓迎だとか。美術館を訪れる感覚で、立ち寄ってみたい。

東京都中央区銀座2丁目8-17 ハビウル銀座Ⅱ 2階
TEL:03-6264-4450
営業時間:平日・土曜11:00〜20:00、日曜・祝日11:00〜19:00
定休日:火曜日不定休(お問い合わせ下さい)
http://www.hiko.co.jp/


※掲載した価格は、すべて税別。

撮影=小澤達也

松尾 健太郎 (まつお けんたろう)

THE RAKE 日本版編集長、クリエイティブ・ディレクター
株式会社世界文化社にて、月刊誌メンズ・イーエックス創刊に携わり、クラシコ・イタリア、本格靴などのブームを牽引。‘05 年同誌編集長に就任し、のべ 4 年間同職を務めた後、時計ビギン、M.E.特別編集シリーズ、メルセデス マガジン編集長、新潮社 ENGINEクリエイティブ・ディレクターなどを歴任。現在、インターナショナル・ラグジュアリー誌“THE RAKE”日本版編集長。

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松尾健太郎

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