マングローブの森で生命の神秘を体験
今日はマングローブツアーを満喫する1日。潮の引いている朝から数時間だけ、島特有の動植物を見ることができる。晴れた空のもと、ホテルのビーチに寄せたチャーターボートに乗り込み出発だ。
ツアーのガイドはホテルのオープニングメンバーで、最もこのマングローブを知り尽くしていると評判のアイディーさん。
川のように見えるがここは海。ムツゴロウやシオマネキ、シロガシラトビが出迎えてくれる。
驚くことに、このマングローブを構成する木々は隣同士で根が同化しているとのこと。そのため、1本でも木が病気になると、それがすべてに連鎖してしまう運命共同体。これらの木々の元をたどるとたった2本の木に行き着く、なんて伝承が残されているのもロマンを感じさせる。「やっぱり、太古の昔から続く自然に触れると、生きている実感がわいてくるね」。都会では決して出てこないであろう、ストレートな感想がこぼれ落ちます。
ツアー中、いくつかの猿の群れに遭遇。ボス猿が統率者であるのは日本の猿山と同じ。中には「泳ぐ文化」を持っているグループもあって、こちらが水面に投げたバナナを泳いで受け取る光景も。
「驚きだね、これがイノベーションってやつかな」。まさしく、南国で文明の進化の一端を垣間見るのでした。