ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

OMEGA/オメガ
シーマスター 300 ジェームズ・ボンド 007 リミテッド

エンリッチ OMEGA

映画評論家としても活動する
007ファン、石田憲孝氏の見解

2015年12月、ジェームズ・ボンドの映画最新作「スペクター」が公開される。詳細は後述するが、これまでと同じようにスイスの高級時計ブランド、オメガは、本作とも連携して「ボンド限定ウォッチ」を発売する。その限定ウォッチは2種類となり、うち1種類はご覧の劇中でボンドが装着する仕様そのもの。これはニュースだ。

そこで今回、007シリーズの熱烈なファンであり、ラジオなどで映画評論家としても活動、オメガを取り扱う日本最大級の時計正規代理店「BEST 新宿本店」、「ISHIDA 表参道」を経営する石田憲孝氏(ベスト販売 代表取締役社長)に話を伺った。

エンリッチ OMEGA シーマスター

「スペクターとは、007愛好家ならだれもが知るヴィラン(悪役)で、各国の政府をあらゆる手段で脅して利益を得るいわゆる悪の組織です。007の映画では1960年代の第1作から第8作までこの組織が大きくかかわり、その他でも大きくはないものの関わりをもつ映画がありますが、現在のボンド”ダニエル・クレイグ”のシリーズでは存在自体がまだ解明されていない組織」と石田氏。

007の映画というと、ボンドが乗る車や装着する時計などをはじめ、主人公にのみならず、全体において「モノ」に対するこだわりがあり、その舞台は世界の有名都市や秘境をめぐるロードムービーである点などを述べてくれた。「日本を舞台にした作品(007は二度死ぬ)では、TOYOTA2000GTが駆け抜け、ムーンレイカーの舞台は宇宙空間でした。そこで時計ですが、初代ボンド(ショーン・コネリー)はロレックスのサブマリーナ(Ref.6538)にNATO軍仕様のベルクロ(フェニックスストラップ社 G10 オリーブグリーン×ネイビー)に換えて着用していました。サンダーボール作戦ではブライトリング。二代目(ジョージ・レーゼンビー)はロレックスのクロノグラフ、デイトナの前身モデル。三代目(ロジャー・ムーア)、四代目(ティモシー・ダルトン)もロレックス。ロジャー・ムーアはSEIKOのデジタルなども多く使っていて、この時代の007は秘密兵器満載の時期でしたね」と振り返る。

松田 朗

Return Top