ブラック・プレミアムクラスを中心に、ポイ探の菊地崇仁氏が、クレジットカードの隠された使い方や機能を探っていく本企画。1月は「特別編」と銘打ち、クレジットカードや共通ポイントにまつわる、ホットなトピックに迫りたい。
エンリッチ読者の皆さま、あけましておめでとうございます。ポイ探の菊地崇仁です。昨年に引き続き、今年もクレジットカード周りを中心に有益な情報をお伝えしたいと考えていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
カードポイントの改悪が目立った2015年。
今年はどうなるのか?
最初に触れたいのは、クレジットカードのトレンドについてです。昨年は、「高還元率」と謳われる一般カードで、ポイントの還元率の改悪が目立ちました。例えば、還元率1.75%という高い水準を誇った「REXカード」や「漢方スタイルクラブカード」は、1.5%に…。ポイント目当てに、これらカードを持っていたホルダーには、かなりの痛手でした。
一方で、アニメやアイドルなどとコラボ、タイアップしたクレジットカードが本格的に普及し始めたのも、昨年のことです。「AKB48」や「ポケモン」といった人気コンテンツと連動し、独自のカードフェイス、付帯サービスを提供することで、ファンの囲い込みを狙ったものですが、こういったトレンドは今年も続くのではないでしょうか。
では、プレミアム・ブラック系のカードはどうだったかというと、ポイント還元率に変更は特別なく、むしろ付帯サービスの充実が図られたと思います。「JCBザ・クラス」であれば、京都駅ビル内に、ホルダー専用のラウンジを開設しましたし、三井住友カードと、ホテルの宿泊予約サイト「relux(リラックス)」が提携し、プラチナカードなど上級カードホルダー向けに、宿泊優待プログラムを提供するというニュースもありました。