内藤忍氏と各界のプロフェッショナルをお招きする本連載。4月は通常と趣きを変え、特別編として、3月19日(土)に開催された『第3回世界の資産運用フェア』をレポートしよう。
グローバルな資産運用の
情報が目白押し
内藤氏が代表を務める株式会社資産デザイン研究所と株式会社ブープランが主催する『世界の資産運用フェア』。昨年開催した第1回、第2回が来場者、出展者共に好評で、再開催の要望が強く寄せられた。それを受けて、3月19日(土)に大手町サンケイプラザで『第3回世界の資産運用フェア』が行われた。
この日は、国内外の不動産、金融資産、現代アートなど幅広い投資対象が紹介され、全24社が出展。さらに、ゲストを招いたパネルディスカッションも計10回実施して、各分野の専門家が最新のトピックを提供するといった内容で、“ここでしか得られない”情報を求めに、およそ500名の参加者が来場した。
パネルディスカッションの講師陣は内藤氏をはじめ、中央大学商学部客員講師として教壇に立つなど、幅広い活躍で知られる公認会計士で合同会社アールパートナーズの平林亮子代表、ディー・サイン不動産研究所所長、不動産エコノミストとしても知られる吉崎誠二氏、エンリッチに何度もご登場いただいている、FPコミュニケーションズの浦田健氏が登壇。朝の10時から夕方6時まで10回にわたり開催されたが、どの回も投資家の高い関心を集め、毎回大盛況で立ち見が出るほどだった。
例えば、「10万円から始める金融資産を活用した資産運用~NISAからインデックス投信積立~」では、平林氏がゲストスピーカーとして、内藤氏とディスカッション。「短期間のマイナスに踊らされるのではなく、長期視点で行うのが資産運用の基本です」という平林氏のアドバイスは、昨今の日本株市場の低迷で含み損を抱える投資家をハッとさせたに違いない。