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英国学生マンション投資 1/4

エンリッチ マネーカフェ ロンドン ゲスト

資産デザイン研究所代表の内藤忍氏が、各界のプロフェッショナルをお招きして、資産運用にまつわる旬のトピックを取り上げる、本連載。10月から11月にかけて紹介するのは、イギリスにおける不動産投資事情について。現地で不動産投資事業を展開する、ステイジアキャピタルジャパン株式会社の吉岡憲史取締役をお招きした。ーーー

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内藤 吉岡さんには今回、イギリスにの不動産投資についてお聞きします。よろしくお願いします。

同国といえば、6月下旬に起きた「ブレグジッド(英国のEU離脱)」による、政治や経済への影響が懸念されています。来年3月末までに正式な手続きを開始するとメイ首相は明らかにしました。通貨に関してポンドは急落し、ブレグジッド前は190円台後半で推移していたのが、10月中旬は127円台と、円高ポンド安を招きました。ただし、これはあくまでも為替の問題で、現地経済が急激に悪化したわけでもありません。今後、金融の中心街であるロンドンシティに影響はあるかもしれませんが、逆にポンドが下がることで観光客が増えて始めているとも聞きます。

吉岡 本日はよろしくお願いします。おっしゃる通りで、ポンド安を受けて観光客は目に見えて増えています。不動産投資に関しても、例えば、1ポンド195円だった昨年ブレグジッド前は1500万円していた物件が10001000万円だせば買えてしまう。近くまで値下がっていて、むしろ安く買えるチャンスだと捉える向きもあるようです。

内藤 そもそも、イギリスで不動産投資は活発に行われているのでしょうか。

吉岡 日本と同じで、戸建て、向こうではレンガ造りが多いのですが、そういった物件を買う人もいれば、ロンドン市内で高層マンションの区分を買う人も、さまざまです。ですが、ここ10年で物件価格は高騰したので、市内区分マンションであれば、利回りは2%を切るくらい。ニューヨークやシンガポール、香港と変わらない水準です。

内藤忍

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