ベントレーは、イングランドのクルーにあるロイヤル・カレッジ・オブ・アート*(以下RCA)のインテリジェント・モビリティ・プログラムでデザインを学ぶ学生たちとの共同研究として、未来の英国のラグジュアリー(the future of British luxury)を予測した。
学生たちは、今後世界がますます仮想化、デジタル化する中で、「本物の贅沢なグランド・ツーリングという経験を生み出すために物理的に重要なエレメント、テクノロジー、クラフツマンシップをいかにして共有できるか」のイメージの確立に挑戦した。
ベントレーのデザイン・ディレクターで、RCAの自動車デザイン・プログラムの卒業生でもあるステファン・ジーラフ氏は次のようにコメント。「ベントレーは、常に高級車の最前線に立ち続けており、この共同研究によって新世代の学生たちに将来のビジョンを問うてみたいと考えました。私たちは、世界各地のデジタル・ネイティブの視点を使って、新しくて面白い方向に我々を導く可能性のあるアイデアやコンセプトを探求しました。こちらの2年生は、未来の自動車をデザインする人たちです。このチャレンジの結果がとてもエキサイティングなものになったのは、そのためです。」
学生達から提出された回答の中でRCAの講師とベントレーのデザイン・チームが特に刺激を受けたものは4つあったという。これらの学術研究の成果は、個人の移動に関する新技術やクラフツマンシップに及ぼす影響についての熟慮を促し、ますます自動化や持続可能性が重要となる世界において、ラグジュアリーとは何を意味するのかを問いかけることになった様だ。
【ロイヤル・カレッジ・オブ・アート*】
ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)は、芸術やデザインの分野において世界をリードする大学。2015年、2016年、2017年には教科別のQS世界大学ランンキングで1位を獲得している。教育や研究に積極的に取り組んでいるRCAでは、応用美術、建築、美術、デザイン、人文コミュニケーションなどの学科において修士号(MA)、研究修士号(MRes)、哲学修士号(MPhil)および博士号(PhD)の学位を授与している。