今回は2018年夏に、家族で滞在したオーストラリアのサンシャインコーストについて紹介します。

サンシャインコーストの
魅力的なコミュニティ

サンシャインコーストは、シドニー・メルボルンに次ぐオーストラリア第３の都市であるブリスベンから車で北に１時間ほど行ったところにあるビーチリゾートエリアです。シンガポールのインターの夏休みは３ヵ月近くと非常に長いため、北半球と季節が逆で夏休みの間にも学校に通わせられるので、子供を現地の公立校に通わせながら家族で２ヵ月近く滞在しました。

昨年秋のこの連載でもサンシャインコーストについて紹介しましたが(前回のサンシャインコーストを読む)、そのタイミングでは今回の夏の滞在のためにホテルに泊まりながら数日視察しただけで、家族で現地の家を借りて２ヵ月近く生活してきたことで見えてきた現地の様子について書いていきます。今回、現地の家を借りて生活してみて感じたことは、サンシャインコーストのコミュニティとしての魅力です。

前回は下のベビーをシンガポールにおいて、上の子と３人でサンシャインコーストを回りましたが、今回は滞在期間が長かったので家族全員で訪れました。サンシャインコーストではどこに行っても見知らぬ街行く人々がとてもベビーに対して親切にしてくれたことがとても印象的でした。

サンシャインコーストの中でも最も北にあるヌーサヘッズに今回は滞在しましたが、徒歩圏にカフェやレストランが立ち並んでいて、毎朝決まったメンバーが夫婦連れだったり犬を連れていたりと同じ店に集まるのですっかり顔なじみになり、近所の人々にうちのベビーはよくかわいがってもらいました。

サンシャインコーストは引退後の移住地として人気なので、余裕のある老夫婦が多いこともあるのでしょうが、カフェやレストランのレベルが高くさらにこうした魅力的なコミュニティが出来上がっているだけに、毎年の夏はここに滞在したいと家族全員が思うほどでした。特に、小さい子供に対して厳しい目が多い日本の後に滞在したことが、ベビーに対して親切なサンシャインコーストのコミュニティの魅力を強調したのかもしれません。