三井不動産株式会社は、京都市中京区で推進中の「(仮称)京都二条ホテルプロジェクト」の施設計画概要が決定したと発表した。
同計画地は、二条城の東側・堀川通りに面し、京都市の中心エリアにありながら7,000m2を超える広大な敷地。17世紀末頃より昭和中頃まで250年以上にわたり三井総領家(北家)の居宅があり、同社グループとゆかりのある地で、2015年に同社が取得し、現在グループ直営のフラッグシップとなるホテルの工事を推進している。
開発にあたり、この地で受け継がれてきた遺構を新築ホテルのエントランスや庭園の景石等として活用し、現代の建築・デザイン界のトッププレーヤーによる京都の伝統文化・精神性を取り入れた施設デザインを採用することで、歴史性と先進性を兼ね備えた滞在空間を実現するとしている。
計161室の客室は、平均50m2を超え、約210m2のプレジデンシャル・スイートルームを含む多彩な部屋タイプを用意。約1,000m2のSPAエリアも設ける。
ホテル内のオールデイダイニング、シグネチャーレストランの2つのレストランは、ともに庭園を臨む配置とし、日本全国の新鮮な素材を活かした料理が提供される。同ホテルの開業は2020年夏を予定している。