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【38】低コストのインデックスファンドが出たら、スイッチすべき?

資産デザイン研究所代表の内藤忍氏が、資産形成にまつわる悩みや質問に答える、本シリーズ。今回の質問者は、低コストのインデックスファンドへの切り替えについて疑問があるようです。新たな商品が出たら、いま持っているものからスイッチしたほうがいいのでしょうか。ーー

低コストのインデックスファンドが出たら、スイッチすべき?

Q(質問者):低コストのインデックスファンドが新しく登場しているという記事を読みました。いま積み立てているインデックスファンドを解約して、手数料の低いファンドにスイッチした方が良いでしょうか。

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A(内藤氏):ご指摘の通り、低コストのインデックスファンドが各運用会社から続々と登場しています。三井住友トラストアセットマネジメントのSMTシリーズや、三菱UFJ国際投信のeMAXISシリーズがパイオニアとして市場を開拓し、残高を伸ばしてきました。

いまは、そのマーケットに、DIAMアセットマネジメント、三井住友アセットマネジメント、ニッセイアセットマネジメントが本格的に参入し、さらに低コストのインデックスファンドの提供を始めました。この競争は今後さらに激しくなっていく可能性があります。とりわけ、つみたてNISAに提供される投資信託は低コストであることが金融庁より義務付けられていますから、消費者にとって有利な商品は、さらに登場するかもしれません。

とは言え、質問にあったよう、いま積み立てているインデックスファンドを新しい商品にスイッチすべきかどうかは慎重に考えた方が良いと思います。その理由は3つあります。

ひとつは「コスト」です。信託報酬が低いファンドであっても、信託報酬以外のコストがどうなるかは決算報告を見なければわかりません。その他のコストを含めたトータルで比較しないと本当に低コストかどうか明確にならないのです。

内藤忍

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