ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントの付加価値を見出す本連載。2月は菊地氏のハワイ・オアフ島のトラベルレポートをお届けしている。(1/2から読む)ーー
カード特典を使うと島内の
移動はほとんどが無料になる
オアフ島では現在、ダニエル・K・イノウエ国際空港とアラモアナショッピングセンターをモノレールで結ぶ計画が立てられていて、開通すると空港からワイキキ地区までの移動が格段に便利になる予定です。ただし、計画は当初より遅れていて、全線開通は2025年の見通し。現状はレンタカーを借りるか、島内に張り巡らされているトロリーバス網を使うことになります。ただし、ワイキキのトロリーにはピンクラインやイエローライン。ブルーラインなど複数の路線があり、どれもが有料です。どれに乗るか事前に考え、それに合わせてチケットを買うのも面倒ですが、そこで付加価値を発揮するのが、各種カードの特典でした。
例えば、ダイナースクラブカードのホルダーなら、ロイヤル・ハワイアン・センターにある「LeaLea LOUNGE(レアレアラウンジ)」でカードを提示すれば、LeaLeaトロリーの無料チケット1週間分がもらえます。一般カードの場合は会員分が無料で、プレミアムカードだとカード会員に加えて同伴者1名までチケットを入手できます。私も利用してダイヤモンドヘッドやそのほかの観光地・商業エリアに移動しました。
これだけではありません。例えば、アラモアナショッピングセンターとワイキキを運行するピンクラインは、JCBのカードを提示すると誰もが無料で乗車でき、同伴者は3~11歳の子ども2名までが同じ扱いになります。他にも、2019年12月1日~2020年1月5日の期間限定でしたが、dカードやdポイントカードを提示すると無料乗車できるトロリーも。エアライン系でも同様のサービスはあり、ANAの場合は東京発ハワイ行きの航空券を発券していると、アラモアナショッピングセンターとワイキキ中心部を結ぶANAエクスプレスバスが到着日を含む30日間、JAL利用時はオアフ島の加盟店で特典を受けられる「JALOALO(ジャロアロ)」カードを申し込んでおけば、レインボートロリーが乗り放題になります。
ホノルル内の移動はパッケージツアーを利用すると無料トロリーを利用できるケースがほとんどですが、ツアー以外だと特典の対象外。そういった時、カードやエアライン系の無料サービスは重宝します。これにより、島内メインエリアの移動にコストをかけずに済むのです。