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双日、BETAと日本国内での次世代エアモビリティ市場構築を目指す

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双日は、米国の電動垂直離着陸機(以下、eVTOL)開発製造を手掛けるBETA Technologies Inc.(以下、BETA)との日本におけるeVTOLの市場開拓・確立を目指した協業に向け、BETAへの出資(2019年にペガサス・テック・ベンチャーズと設立したコーポレート・ベンチャーキャピタルを通じた出資)に合意したと発表した。

BETAは、eVTOL機体であるALIA-250の開発を進めており、その計画基本性能は最大積載量1,400ポンド、航続距離は約500kmと高い機体性能を誇る。BETAではこうした機体特性を利用し、物流、防衛、医療搬送などの用途での市場開拓を目指しており、それに続いてエアタクシーとしての利用も視野に入れている。また、BETAが開発する汎用性の高い充電設備は他の電動航空機や電気自動車への供給も可能で、次世代エアモビリティの普及にあらゆる面で貢献するという。

双日は、新たな航空移動として注目されるeVTOLを活用し、安全で利便性の高い航空輸送網の構築を目指す上でのパートナーとしてBETAを選び、またBETAからは双日の長年の実績が評価され、今回の合意に至ったという。

今後両社は、日本におけるeVTOLの社会実装の実現に向け、乗員養成や整備施設の設置などの関連領域の事業構築をともなったeVTOL運航事業の体制構築を進めるとともに、日本におけるeVTOLの普及促進のための合弁会社設立も検討している。

エンリッチ編集部

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