資産デザイン研究所代表の内藤忍氏が、各界のプロフェッショナルを招いて、投資談議に花を咲かせる、この企画。第3弾は、日本財託の重吉勉社長をお迎えして、都内の中古ワンルームマンション投資について対談。今回は、経済的自由を手に入れる、“レバレッジの黄金率”について話題が及んだ。
都内ワンルームマンションの利回りは?
内藤 そういえば、日本財託さんで管理しているワンルームマンションの利回りは、どのくらいの水準でしょうか。
重吉 この1年で中古ワンルームマンションの物件価格は10~15%ほど値上がりしています。対して家賃は据え置きですから、利回りは以前に比べて下落気味にあります。しかしながら当社の場合、家賃収入から管理費や修繕積立金、管理代行手数料を差し引いた実質利回りは5%台を維持しています。
内藤 銀行の1年定期の利回りが0.025%ですから、その200倍というわけですね。それで空室率が30%なら問題ですが、日本財託さんの場合は1%台。ほぼ確実に埋まっているから安心です。立地も駅から近く悪くないので、最悪は家賃を下げるという判断もくだせます。預貯金だと不満だけど、自分でアパートやマンションを1棟買うのは自信がない、海外不動産投資は高利回りですが為替リスクや地政学的リスクが不安という人には向いたスタイルですよね。