わずか2日間のスクール・試験で
特殊小型船舶操縦士免許を取得
これまで、クルーザーの魅力などをお伝えしてきた当企画。以前、モデルのKOTAさんが2級小型船舶操縦士免許を取得する様子をレポートしましたが(2級船舶免許の回を読む)、続く今回は「水上バイク」のライセンスにトライする様子をレポートします。
数あるマリンアクティビティのなかでも、海面を颯爽と駆け抜ける、水上バイク(マリンジェット)は人気のジャンル。海はもちろん湖や河川などでも操縦でき、その爽快感は他で味わえません。年齢や性別を問わず楽しめるのも魅力ですよね。
そんな水上バイクですが、わずか1日の講習+国家試験の計2日で免許を取得できるとか? ウワサを聞きつけたKOTAさんは「ヤマハボート免許教室」で講習を受け、ライセンス取得を目指すことに。ここでは、水上バイク専用の船舶免許「特殊小型船舶操縦士」の免許取得までの模様をお届けします。
やってきたのは、横浜市鶴見区の「KMC横浜マリーナ」。横浜ベイアリアで唯一の複合都市型マリーナです。
以前から水上バイクに興味があったとか?
「クルージングやサーフィンに出かけたときのリフレッシュになるのが1つ。2級船舶免許でのボーティングももちろん楽しいですが、水上バイクのもつ開放的な雰囲気に惹かれました。仲間うちでウェイクボードもするので、免許を取りたいと思ってたんです」
受講したのは水上バイクの免許専門で対面スクール形式の「特殊小型レギュラーコース(特殊小型船舶免許)」。講習内容は以下の通り。
◎1日目:学科講習+実技講習
◎2日目:国家試験
なお、2級小型船舶操縦士免許を持っているKOTAさんは、学科試験の2科目が免除。「運航18問」のみを学びます。
DAY1:学科講習
操作方法や交通ルールを学習
学科講習はマリーナ内のセミナールームで行います。
ここでは、国家試験で出題される科目を学習。基本的には国家試験の出題傾向を踏まえた解説がメインで、講師の経験に裏打ちされた海や船、航海に関する知識を学びます。
◎学科講習の内容
①操縦者の心得及び遵守事項:小型船舶の船長としての基本ルールやマナーなど
②交通の方法:「海上衝突予防法」など海上で適用される法律
③運航(一般):船を安全かつ経済的に目的地まで運航させる方法など
丁寧な解説は理解しやすく、しっかり聞いて国家試験までに復習すれば、ほとんどの受講者は合格ラインに達するそうです。
通常は①から③までが試験対象ですが、2級小型船舶操縦士免許を持っているKOTAさんは、一部免除され「運航(一般)」のみが試験対象。「先に免許を取っておいてよかった(笑)」と胸をなでおろします。受講の感想は、「経験豊富な先生がわかりやすく解説するので、難しい知識もするっと頭に入りました。受けてよかったです」とのこと。
使用する教材は、テキストやロープワークで必要なロープなど。ホームページから申し込むと、一式が手元に届きます。受講までに予習しておきましょう。
仕事の空き時間にサクサクと勉強します。2級小型船舶操縦士のときに学んだ内容もおさらい。