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ビジネスも、ライフも、ソーシャルも!
人生はジョイントベンチャーなほうがいい

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NPO法人コヂカラ・ニッポン代表、資産運用会社代表取締役社長 川島高之

上場する資産運用会社の社長ながら、それを「副業」と言い切り、NPOや地域活動に力を注ぐ川島高之氏。PTA活動と少年野球のコーチをした経験から、子どもの持つ力を社会に役立てるNPOを設立。全国展開する洋菓子メーカーで新商品開発を成功させ、子どもたちの“本番”の社会体験を後押ししてきた。

経営者というだけでも多忙を極めるなか、3つの法人で代表や理事を兼務する川島氏はいかにして時間を捻出しているのだろうか。また、ビジネス以外にライフワークやソーシャルワークを持つことで全ての質が高められると語る川島氏にその理由を伺った。

イクメンだからこそ得られた“特権”

“イクメン”が流行語になったのは今から4年前。私も理事を務めるファザーリング・ジャパンが主体となって広めたことで、ベビーカーを押す父親像が当たり前になりました。息子は今年で17歳になりますが、私が新米の父親だった頃、そうした風景はまだ珍しいものでした。私自身も息子が幼稚園の頃に保護者会やキャンプの付添いといった行事に参加してはいましたが、いずれも単発での参加でした。深く関与するようになったのは息子が小3のとき。PTAと少年野球のコーチの二つをやりはじめました。

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きっかけは、学校の裏庭の修復にお父さんの力を借りたいというお手紙がPTA会長からまわってきたこと。父親同士が集まって作業したり、打ち上げで仲良くなったりして、「こういうふうに子どものことで学校に関わるのもいいな」と思いました。

子どもの教育環境と企業の活性化の両方を改善

そんな中で今の子ども達の環境を知ることになり、危機感を持ちました。学校での教育を見ても野球を見ても、とにかく大人から子どもへの一方通行ばかり。何をやらせるにも手取り足取りで、子どもはベルトコンベアに乗せられ、ただこなしているだけ。親たちの過干渉・過支配で子ども達の置かれた状況はシステム化されていると思いました。

一方、企業や地域の商店を見ても元気がありません。その理由の一つは柔軟性や斬新な考えがないから。おじさん達が会議室にこもっていても、子ども向けイベントを考えてもなかなかいい発想は生まれません。

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企業や商店には新しい力が必要ですし、子どもたちには本物の体験が必要。そう思って、両者をつなげるためにつくったのが、コヂカラ・ニッポンです。

エンリッチ編集部

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