スキー、スノーボードをはじめアウトドアからゴルフまで、スポーツ全般のグッズを取り扱うアルペンは日本全国400以上の店舗を展開する一大スポーツカンパニーだ。名古屋に本社をかまえるアルペングループを率いる水野泰三社長は、現役の経営者にして自ら操縦桿を握りヘリコプター、プライベートジェット機を飛ばすパイロットでもある。一代でアルペンを2000億円企業に育て上げたスポーツ界の巨人に空を飛ぶことの魅力について聞く。

「自分でヘリやジェット機を操縦してみたいな、と思ったのはハワイでの体験飛行がきっかけですね。最初は単発エンジンの飛行機の免許を取って、それが25年前ですかね。当時はゴルフ場とかスキー場を手がけていて、飛行機では視察に向いてないから、単発タービンエンジンのヘリ免許を取りました」。

水野社長がヘリの免許を取った目的は、自らのビジネスに活かすためだった。今ではアグスタウェストランド社製の世界最速クラスのヘリコプターを乗りこなし、日本の大空を自由に駆け巡っている。