ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

内田篤人のケース 
日本代表1/23のボディメンテナンス術

顔全体をシャープに整え
印象力をアップさせていく

【準備】椅子に腰かけリラックスした体勢をとります。服装はできるだけリラックスできるものを着用、ワイシャツなどは胸元がゆったりするよう、ボタンをいくつか空けてください。

【1】まずはホウレイ線を上げるための運動です。写真のように、手のひらを顔に対してさかさまにあて、両親指が左右の小鼻の隣にくるように両横にあてます。親指を肌に押し付けながら、左右斜め上へと引っ張りあげます。これを10~20秒で1セットとし、心地よさを感じるまで数セット繰り返します。

koike_3
目じりのわきに向かって引っ張るイメージ

【2】次はアゴをシャープに見せるためのリフトアップです。指の先をアゴの下に押しあて、アゴ下の肉を両耳のほうに押し入れるイメージで圧を加えます。これを7秒1セットで数回気持ちよさが出る程度まで繰り返します。

koike_4
アゴの骨のすぐ下を、痛い気持ちいい程度の強さで抑えるのがポイント
koike_5
両手が入れにくい場合は人差し指だけでもOK

【3】次は目のまわりのリフレッシュです。親指を眉根の下に当て、眉下の骨に圧を加えながら、ゆっくりと眉尻に向けてスライドしていきます。痛みが出ない程度で、心地よさを感じる回数にとどめます。

koike_6
目の周りには、疲れ目に効くツボが多くあります。誤って眼球を圧迫しないように注意してください
koike_7
ゆっくりと眉尻に向けてスライド

【4】最後はトリガーフェイスのキモとなる頭部マッサージです。写真のように両手の指を開いて耳を覆うように側頭筋に当てます。側頭筋とは、耳の上からこめかみ周辺にかけての、物を噛んだりするときによく動く筋肉です。つまり、正しい指の置き場所は、「アゴを引いて頭皮と筋肉がよく動く場所」だと思ってください。その上に指が乗っていればOKです。その指を前後上下にランダムに動かします。特に痛気持ちいい場所や動きにくい場所があれば重点的に繰り返します。

koike_8
ポイントは頭皮ではなく頭皮下の筋肉を動かすようにすることです。頭皮だけでは不十分です
koike_9
指はだいたい写真の位置で固定して肌から離しません。シャンプーではないので頭皮をこする動きではなく、圧を加える状態をキープします

いかがでしたか。顔全体と頭の筋肉がリラックスすることによって、顔から頭全体にスッキリ感が漂い、表情の輝きが一段と増します。セラピーを行う前と後の写真を撮ると、ビフォー・アフターの変化がよりわかるでしょう。

内田選手が大事な試合前に自分の気持ちを切り替えてスイッチを入れるとき、このセラピーは欠かせませんでした。みなさんも大事な商談や大切な人と会う前に、ぜひ試してみてください。毎日続けていくことによって、リフレッシュだけでなく顔全体がシャープな印象に変わってくる実感も得られるはずですよ。ぜひ試してみてください。


mr.koike
小池 謙雅(こいけ けんや)
 
茨城県出身、トリガー鍼灸・整骨院代表。明治鍼灸大学・鍼灸学科(現:明治国際医療大学、大東医学技術専門学校・柔道整復学科などで専門知識を学び、2007~2012年6シーズンにわたり鹿島アントラーズトップチームトレーナーを務める。チームを離れた現在でも、内田篤人(ドイツ・シャルケ04)、小笠原満男(鹿島アントラーズ)らトップアスリートたちとの交流の中で、最新のボディケア・マネジメントを研究し続けている。


エンリッチ編集部

Return Top