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今注目の親子留学とは?

最近、新聞雑誌でも取り上げられている「親子留学」をご存じだろうか? 留学というと、大学生や社会人になってからの語学留学や大学、大学院への留学が一般的だが、「親子」留学はその名の通り「親子」で留学するスタイル。しかも年齢はずっと低く、一番多いのは幼稚園・保育園の未就学時、そして一般的には小学校4年生、つまり10歳位までと言うから驚きだ。

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ハワイでも特に人気のハナウマベイ

しかし、年々増加し一つの社会ブームとも言える親子留学。親子留学とは何なのか。急に広まった背景は? これから三回に渡って、ハワイ親子留学歴7年の筆者が解説をしたい。

親子留学とは?

「親子留学」とはその名の通り、親子で一緒に留学するスタイルのことである。年齢的に最も多いのは幼稚園から小学校低学年。なぜこの年齢に集中するかというと、日本と海外の長期休みの時期がずれていることも多からだ。

最も手軽なサマースクールに参加させるにも学校を休ませなくてはならないこともあり(親子留学先として一番人気があるハワイの学校の夏休みは、5月末~7月いっぱい)、義務教育になってからはなるべく学校を休ませたくない、というのは当然の親心だろう。

そのため、親子留学で最も多い年齢は幼稚園・保育園の未就学児だが、そういった制度の違い以外にもう一つ大きな理由がある。子供の年齢が高くなればなるほど新しい環境に入るには語学力=コミュニケーション力が必要になる、つまり「言葉の壁」問題が出てくるのだ。「言葉はよく分からなかったけど、一緒に遊べて楽しかった!」というのはせいぜい低学年まで。そのため、小学校高学年以降になると日本国内でインターに在籍している一部のお子さんを除き、一気にハードルが高くなってしまうのだ。

この10年で大きく変わった「親子留学」

10年以上前に「親子留学」という呼び名が始まった頃は、硬派な本格的な留学が多く、お母さんは語学学校に、子供はプリスクールに、というスタイルが一般的であった。お母さん自身が留学経験があり英語が堪能だったり、自分自身がどうにか海外でもう一度勉強したい、そこに子供も連れていけないか、という、自分自身の一般的な「留学」に、子供をくっつけるケースが多かったのだ。

その頃の情報収集手段は、「留学ジャーナル」の様な専門的な留学雑誌のみで、そもそもその雑誌を手に取る人自体がコアな層だったと言えよう。子供のプリスクールやサマーの留学を手配する業者もほとんど無かったため、多くの人が自分で学校を探し、問い合わせ・・・と、自己手配。そうなると、当然ビジネスレベルの英会話力が必要となるため、一般の主婦にはなかなか実現できないものであった。

エンリッチ編集部

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