ENRICH(エンリッチ)

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ハワイ親子留学体験談

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パパと一緒にダイヤモンドヘッド登頂

過去二回に渡り、最近注目を浴びている「親子留学」についてお届けしてきた。前回は「実際に留学する際の注意点やチェックすべき点」を伝えたので、今回は実際に親子留学をした経験者のお話を伝えたい。今回お話を伺った矢島遼大(やじまりょうた)君は、小学校2年生にして既に親子留学3回のベテランだ。

ENRICH(以下E):遼大君の初めての親子留学は5歳になったばかりの春と聞きました。それ以前の英語の勉強の経験を教えて下さい。

私と主人は海外旅行が大好きでよく一緒に海外旅行をしていましたが、実際海外に出てみると全く英語が通じない、行きたい場所にさえ行けないという事に何度も直面しました。私自身学生時代は英語が得意科目だっただけにとてもショックで…。それで主人とは、「子どもには、自分たちの様に『英語を勉強する』のではなく、小さいうちから自然に英語を身につけさせてあげたいね」と話すようになりました。たまたま近くにあった英語のプレイグループに通わせ始めたのは1歳半の時です。

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小さな頃から活発な遼大くん

最初はみんなで歌を歌ったり踊ったりという、リトミックの英語版のような感じでした。年少の年齢になっても幼稚園には行かせず、週に3回1日4時間、そのプレイグループに通わせていました。その後主人の転勤で引っ越した先に、プリスクールや英語の保育園が複数あり、年少の6月に英語の幼保園に入園させました。

E:1歳半から将来を見据えて、英語の環境に通っていたのですね。それ位の年齢だと、日本語を覚える様に自然と英語も身についていくのでしょうね。

でも実際に息子が英語を話しているところは見たことが無かったので、5歳の春に友人を頼ってシリコンバレーのプリスクールに入れる時は、正直不安もありました。本当に先生が言っている事が分かるのかな、大丈夫かな、と。ところが行ってみたら本当にすぐに本人が楽しめて、先生が言っている事もきちんと理解していて、全く問題が無かったのです。[/one_half_last]

E:シリコンバレーのプリスクールは、どんなところだったのでしょうか?

友人家族が住んでいたのでそのお友達を頼って行ったのですが、シリコンバレーと言えばITの本場ですから、アジア各国やインド、ヨーロッパなど、世界中から色々な国の人が集まっていました。息子のクラスもまさに多国籍でしたが、親の心配をよそに息子は全く臆することなくどんどん入っていき、すぐにたくさんの友達を作る事ができたのです。

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シリコンバレーの中心、スタンフォード

また、アメリカ人の先生は大袈裟にたくさん褒めてくれたのが本人にとっても嬉しかったようで、今でも「またあそこに通いたい」と言う位です。そこの園は定期的に日本など、外国からの短期の子供を受け入れていましたが、ほとんどのお子さんが泣いて終わるそう。また長期で通うお子さんもなかなか馴染めない中、息子があまりにすぐに楽しめたので、経営者の方のご自宅に招かれて「どういう教育方針で育てて来たのか?」と聞かれたほどでした。

E:それは、プロの方が見ても驚くほど自然体で楽しめていたということですね。次の親子留学先をハワイにしたのはなぜでしょうか?

シリコンバレーもとても魅力的でしたが、年齢的に小学生になるとお友達のお子さんが通う公立小学校には通えないことと、友人の家にずっと滞在して迷惑をかけてしまうのも悪いな、と思いました。そこで、母子だけでも安心して1カ月滞在できる場所として考えたのが、旅行で数回行ったことがあるハワイでした。同じ時期にちょうどハワイに移住した友達がいたので、「何かあれば頼れる人がいる」というのも大きな決め手になりました。

E:シリコンバレーのプリスクールは友人が色々な手続きをしてくれたかと思いますが、ハワイではゼロからの親子留学。学校の選び方や実際の生活など、詳しく教えて下さい。

「ハワイに1カ月親子留学をしよう」と決めてから、まずはネットで色々な留学斡旋業者を調べ、その中でも豊富なプランが載っている会社にお願いする事にしました。初めて行った去年は、どのプランが良いのかどこの学校の評判が良いのか、なども全く分かりません。そのため、自分たちが行ける期間にサマースクールをやっているところ、勉強系ではなくアウトドア系、そして日本人が少ないところ、という条件で選びました。

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サマーで通っていたスクール
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アクティビティはスクールバスで

そこで、日程的にぴったりだったのがプナホウスクールでした。オバマ大統領の出身校でハワイ随一の名門校だった事は、後から知りました。

エンリッチ編集部

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