ゴールを決めるのに
目線は足元に置かない
スポーツの世界に置き換えてみましょう。バッターがヒットやホームランを飛ばすには視野を広く・遠く見定めるのがポイントです。ピッチャーが投げた球も手元に近づくまでをしっかりと観察することで打ち返すことができます。
サッカーもしかりで、シュートを放つ時に自分の足元や眼前の選手に目を奪われてはゴールを狙えません。それらのすき間を突き、目線の先にあるゴールにフォーカスするのが名ストライカーのテクニックです。もっと簡単な例えだと、陸上競技でトラックを走る際、目線を下に落としたままだとコースを外れてしまいますが、顔をあげてコースを広く把握することで、スムーズなトラックメイクが可能になります。
これはビジネスも同じことで、遠くにある目標をイメージすれば、そこにたどり着くために短期的に何を行えばいいかわかってきます。今日ノルマ、明日のタスクなど、近くの結果ばかりに気を取られていては、むしろ袋小路に迷い込んでしまうかもしれません。大事なのは、遠くにある「目指すべきイメージ」を具体的に持ち、それを実現するために日々、何をすべきか短期目標に落とし込んでいくことでしょう。
「毎日ビジネスに追われるなか、イメージやモチベーションを持ち続けるのは簡単でない」と思うかもしれません。そんな時は、一旦現実から目をそらして、趣味に没頭している、家族と楽しいひと時を過ごしている、もちろんビジネスで成功している…なんでも結構ですから、ワクワクする自分の姿をイメージしてください。強くイメージすればするほど、そんな自分に一歩でも近づきたいと願うはずで、それが今を強く生き、将来を生きるための活力につながっていきます。
*この記事は2016年12月に掲載されたものです
高畑好秀 著
一流だけが知っている自分の限界を超える方法
KADOKAWA/中経出版 1,404円
名だたるトップアスリートが指名するメンタルトレーナーである著者が、彼らと真剣に向き合う中で見出した「人間は本来負けたがっている」というオリジナルのスポーツ心理学をベースに、「勝ち」への執着を捨て、限界突破のための「負け」を知る究極の方法を説く。
高畑好秀 公式サイト: www.takahata-mental.com
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