アドバイスを通じてわかった
“考えているようで考えていない”こと
一方、「これで当然」という考えだと、物事に対して深堀りをしない危険性もあります。とりわけ、何でも出来てしまうといった優秀な人であれば、持ち前の才能や、自覚のない努力で、高度な技術やノウハウを身につけてしまうことがあり、それはそれで結構な話ですが、そこで思考がストップしてしまうのです。これは非常にもったいないことで、そこからもう一歩先に考えを進めてみることで、新たな発見があるかもしれませんし、自分自身をより高めることにもつながると思います。
以前、自問自答を繰り返すことは、メンタルのバランスを取るのに効果的と話しましたが、それと同じことで、些細なことでも掘り下げていけば、上澄みのノウハウにならず、血肉となり自分を育ててくれます。また、深く考察した結果の言葉であれば、周りを指導したり、ディスカッションの際も、説得力を伴ったメッセージとなり、納得も得られるのではないでしょうか。
*この記事は2017年5月に掲載されたものです
高畑好秀 著
一流だけが知っている自分の限界を超える方法
KADOKAWA/中経出版 1,404円
名だたるトップアスリートが指名するメンタルトレーナーである著者が、彼らと真剣に向き合う中で見出した「人間は本来負けたがっている」というオリジナルのスポーツ心理学をベースに、「勝ち」への執着を捨て、限界突破のための「負け」を知る究極の方法を説く。
高畑好秀 公式サイト: www.takahata-mental.com
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名だたるトップアスリートが指名するメンタルトレーナーである著者が、彼らと真剣に向き合う中で見出した「人間は本来負けたがっている」というオリジナルのスポーツ心理学をベースに、「勝ち」への執着を捨て、限界突破のための「負け」を知る究極の方法を説く。
高畑好秀 公式サイト: www.takahata-mental.com