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The Style Concierge

「物事の好悪」を理解する

物事の好悪を捉えると
ビジネスチャンスは生まれやすい?

このように、利便性の裏には必ずデメリットがあり、プラスの影響ばかりではありません。ネットに限らず、過去にさかのぼれば、そんなことは数えきれないほどあるでしょう。社会の変化には、必ず裏表、好悪が存在します。

しかしながら、こういった点を理解しておけば、新たなビジネスを考える時、「何が変わることで人々の生活は良くなり、一方でマイナスの影響を及ぼすのか」という思考に至ることができ、より適切なモノやサービスに行きつくことができると思います。

人は常日頃から「客観的でないといけない」「視野を広く持つことが大切」と頭でわかっていながらも、環境によって思考に偏りが生まれ、ポジショントークに陥ってしまいます。むしろ「人は主観的である」と自覚した上で、戒める意味でも両面を自問自答していくことが求められるのではないでしょうか。そうすることで、自分自身のバランスが取れるばかりか、よりよいビジネスを考え付くことができます。

*この記事は2017年9月に掲載されたものです

高畑好秀

高畑 好秀 (たかはた・よしひで)

メンタルトレーナー。1968年、広島県生まれ。早稲田大学人間科学部スポーツ科学科スポーツ心理学専攻卒。日本心理学会認定心理士資格を取得。同大学運動心理学研修生終了後、数多くのプロ野球、Jリーグ、Vリーグ、プロゴルファーなどのプロスポーツ選手やオリンピック選手などのメンタルトレーニングの指導を行なう。著書に『一流だけが知っている自分の限界を超える方法』(中経出版)など。スポーツ、ビジネスのメンタルに関する著書は70冊を超える。

連載コラム

高畑好秀氏著書
高畑好秀 著
 
一流だけが知っている自分の限界を超える方法
KADOKAWA/中経出版 1,404円

 
名だたるトップアスリートが指名するメンタルトレーナーである著者が、彼らと真剣に向き合う中で見出した「人間は本来負けたがっている」というオリジナルのスポーツ心理学をベースに、「勝ち」への執着を捨て、限界突破のための「負け」を知る究極の方法を説く。
 
高畑好秀 公式サイト: www.takahata-mental.com

高畑好秀

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