“何を大切にするか”によって
個人のライフスタイルは変わる
その人が「何を大切にするか」で、個人のワークライフバランスは変わってきます。もちろん、シングルなのかファミリーなのかなど、ライフスタイルによって考えや取るべきアクションにグラデーションは生じますが、快適に生きるために公私のバランスは、人それぞれだということです。
それこそ、起業家であればビジネスを成功に導くことこそ至上命題でしょうから、まい進するのは当然のことです。一方、本当は好きでなかった家業を継いだ方からすると、「週末の息抜きがあるから頑張れる」といった考えでもおかしくありません。重要なのは「何を大切にして生きていくのか」というモットーをハッキリさせ、ワークライフバランスにも落とし込んでいくことです。
ちなみに私自身は「楽しいこと」「面白いこと」を優先して仕事をしていますから、基本的にはノーストレスです。メンタルトレーナーとして独立し、ビジネスマン向けの講演やレクチャー、著書を出すというように活動の幅は広がっていきましたが、その時々で「やりたい」ことであり「挑戦のしがいがある」という、ポジティブな気持ちに繋がっていて、かつそういったメンタルに素直に従ったところ、いまに至りました。これも、「何を大切にするか」という自分の中の優先順位を守ってきた結果でしょう。
誤解のないようにいいますが、前提として、ワークライフバランスは重要で、こと従業員に対しては徹底しないといけません。ですが、自分自身の中で考えるなら、別の見方もあるということです。実現のためには周囲の理解や協力が必要なこともあるでしょう。しっかりと話し合いながら、バランスを決めていくことをお勧めします。
*この記事は2018年8月に掲載されたものです
高畑好秀 著
一流だけが知っている自分の限界を超える方法
KADOKAWA/中経出版 1,404円
名だたるトップアスリートが指名するメンタルトレーナーである著者が、彼らと真剣に向き合う中で見出した「人間は本来負けたがっている」というオリジナルのスポーツ心理学をベースに、「勝ち」への執着を捨て、限界突破のための「負け」を知る究極の方法を説く。
高畑好秀 公式サイト: www.takahata-mental.com
一流だけが知っている自分の限界を超える方法
KADOKAWA/中経出版 1,404円
名だたるトップアスリートが指名するメンタルトレーナーである著者が、彼らと真剣に向き合う中で見出した「人間は本来負けたがっている」というオリジナルのスポーツ心理学をベースに、「勝ち」への執着を捨て、限界突破のための「負け」を知る究極の方法を説く。
高畑好秀 公式サイト: www.takahata-mental.com